ヴィレッジ広場

〜季節の流れを感じるビューティー&ヘルシー生活〜vol.9

皐月

風薫る5月、新緑も眩しく、青空広がり太陽もキラキラ輝く季節になってきました!
しかし、今月は、紫外線A(黒い日焼けになる紫外線)が一年で一番多くなります。外出される際は、しっかりと対策をしてくださいね。

5月は旧暦で「皐月」、新暦の別名も同じで、「早苗月(さなへつき)」が略されたものと言われています。また「皐月」は、神に供える稲を植える月のことでもあり、「さつき」の「さ」には、神仏に捧げる白米である神稲(くましね。おくま=御供米とも言う)の意味も含まれています。
今月の伝統行事には、八十八夜(今年は5/1)、ゴールデンウィーク後半(5/3〜5)、こどもの日(端午の節句)(5/5)、母の日(5月第2日曜)、葵祭り(5/15)、浅草三社祭(5/18〜20) などがあり、各地の多くの小・中学校では、運動会も開かれます。さあ、ゴールテープに向かってまっしぐらですよ〜!
そして、21日には、九州から関東地方にかけて、7時30頃を中心に「金環日食」を見ることが出来ます。25年ぶりの天体ショー!朝の慌しい時間帯ですが、ちょっと空を見上げてみませんか。

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端午の節句(菖蒲の節句)

中国の習俗が起源の「端午の節句」は、奈良時代から続く古い行事です。端午とは、月の端(はじめ)の午(うま)の日の意味で、始まった当初は、強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒につるし、子供の生命力を強くする菖蒲を湯に入れ「菖蒲湯」に入り無病息災を願うものでした。その後、武家社会の発展とともに菖蒲と尚武(武士を尊ぶという意味)をかけ、こいのぼり・鎧・兜など勇ましい飾りつけをして男の子の成長と立身出世を願う「尚武の節句」へと移り、江戸時代以降、次第に定着していきました。 

「端午の節句」の行事食として、初節句に「粽(ちまき)」、2年目からは「柏餅」を頂きます。
粽は平安時代に中国から伝わり、「難を避ける」という意味があります。「粽」を包む笹の葉は、抗菌・殺菌・防腐作用があり、保存食・戦に行く時の携帯食として重宝されてきました。もち米は、たんぱく質・でんぷんを多く含み消化器系を丈夫にし、体を温める作用も高いといわれています。
柏餅は、「ぶと」という古代菓子(米粉を油で揚げたかぶとの形をした餅)が原型になっています。これは、日本最古のお菓子の一種で、中国から伝わった行事には珍しく日本独自のものです。柏は、昔から神聖な木とされ、その葉は特有の香りと抗菌・防腐効果があり、古くから食器の代用とされてきました。また新しい芽が出るまで古い葉を落とさないことから「家督が途絶えない・子孫繁栄」の縁起物として使われるようになりました。柏餅は、江戸時代に入ってから広く食べられるようになった保存性を兼ね備えた行事食で、柏餅の小豆餡は、アントシアニン(抗酸化成分)やビタミンB1豊富で、疲れをとるといわれています。


二十四節気と八十八夜(今年は5/1)

二十四節気では、立夏(夏が始まる日)から小満(万物に生気満ち、果実実り草木繁る頃)へ向かう動植物の成長にとってとても大切な時季。この頃から、霜もなく安定した気候になり農作物の種を撒く最良の時期ですが、一方、遅霜が発生する場合もありまだまだ気を抜けません。

また、立春から数えて88日目にあたる八十八夜(今年は5月1日)は、春から夏へ変わる節目の日。八十八をあわせると「米」になり、昔から農業に従事する人にとって特別重要な日とされてきました。
この頃から新茶(=一番茶)の摘み取りが行われます。八十八夜に摘み取られるお茶は、古くから不老長寿の縁起物の新茶として珍重されており、この時期のお茶は極上のお茶と言われています。その茶葉には、秋から春にかけて蓄えられた栄養分(甘み・旨味成分であるテアニンなど)がぎゅっとつまり、カテキン・カフェインが少なくとても香り豊かなお茶となります。
お茶は、奈良・平安時代に中国から伝えられ、平安時代初期に嵯峨天皇に煎じて奉ったのが日本での喫茶の始まり、約1200年の歴史があります。当時は、貴族階級が飲む高級品で、庶民が毎日の暮らしの中でお茶を飲めるようになったのは、大正時代頃からだそうです。


<旬を食べよう>
〜旬のものは、太陽と大地の恵みをたっぷり受けて育っているため、生命力が強くて栄養価も高く、旬の野菜や魚を食べることによって、免疫力を高めたり、抵抗力をつけたり、丈夫な体作りにつながっていきます〜



さつき、つつじや藤の花が咲き、広がる青空のもと、木々の緑の中でスポーツにレジャーにアクティブに動き回る季節。しっかり食べて元気モリモリに行きましょう!

この時季に旬を迎えるものは、アスパラガス、春キャベツ、あしたば、クレソン、よもぎ、そら豆・えんどうなど豆類、山菜類など緑色の濃い野菜が多く並びます。果物は、甘夏・八朔などの柑橘類、魚介類では、鰹(初ガツオ、血合いには鉄分が豊富)、鯵、蛍烏賊、たこなどが美味しい時季。
これらの旬の食材には、ビタミンB、Cなどビタミン類、βカロティン(脂溶性)や食物繊維、アミノ酸の一種のリジン・タウリンなどが豊富に含まれています。


手軽に作るなら、アスパラを焼いて、春きゃべつ・クレソンは生食かじっくり煮込んで、明日葉はおひたし、初鰹はたたきで、鯵のフライは骨までしっかり頂いて(カルシウム豊富)、そら豆・えんどうはまぜごはんやかき揚げ、和菓子の餡、よもぎはてんぷらや和菓子に など、♪もうフルコースが作れそう♪
これらの旬の食材をたくさん美味しく頂くことで、夏に備えてキレイな体へ変化させてゆきましょう!

今月も引き続き、初夏に向かうこの季節は、山羊のミルクで作られたチーズが美味しく、種類もたくさん揃いだします。白い色の見た目にも爽やかなチーズたちです。酸味と香りが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、軽く焼いてグリーンサラダやナッツ類と一緒にオリーブオイルをかけて、クラッカーやカリカリにトーストしたバゲットに乗せ、お好みの蜂蜜・ジャムや甘めのドライフルーツをトッピングして頂いてみてはいかがでしょうか。フルーティーな白ワインやスパークリングワインを合わせてみると美味しいですよ。




 

春から初夏が旬のお野菜をたっぷり使ったナチュレシピ

春きゃべつと鶏ささみのごまマヨ和え
グリーンピースごはん


―  次回は、「水無月」:梅雨入り 湿気やカビ対策を  ナチュレシピもご紹介 ―

ナチュラルハウス ダイレクト販売課
フードアナリスト・オーガニックライフスタイリスト 郷家 浩美

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