ヴィレッジ広場

〜季節の流れを感じるビューティー&ヘルシー生活〜vol.11

文月、葉月

7月は、旧暦で文月、新暦の別名も文月です。「穂見(ほみ)」や「含み(ふふみ)」に由来し、また七夕の短冊に詩歌や願い事を書き、書道の上達を祈ったことから「文」の字をあて「文被月(ふみひらきつき)」からとする説が有力とされています。
8月は、旧暦で葉月、新暦の9月上旬から10月上旬頃にあたり、ちょうど葉が落ちる頃になり「葉落月(はおちつき)」が転じて「葉月」になったとする説が一般的です。

七夕(7/7):五節句のうちのひとつで、中国の行事が奈良時代に伝わり、棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさり生まれた言葉です。お盆行事の一環で、精霊棚とその幡を安置するのが7/7の夕方であることから「七夕(たなばた)」と言うようになったとする説、また、牽牛:耕作、織女:蚕織 をつかさどるため、それにちなんだ種物(たなつもの)、機物(はたつもの)が由来とする江戸時代の文献もあります。
現在の七夕飾りである五色の短冊(五行説に因んだ色)を笹竹に飾る風習は、江戸時代から始まった日本だけに見られる風習です。技芸(書道、機織、手芸・針子)の上達を祈って、心を込めて願い事を書いてみるときっと叶いますよ!   
 
また、7月上旬頃からピークを迎えるお中元の贈答ギフトシーズン。ナチュラルハウスでもたくさんの品物をご用意しております。
2012 ORGANIC GIFT アップルヴィレッジ 夏の贈り物 (6/1〜8/31)

二十四節気と夏の土用、熱中症

二十四節気では、小暑(梅雨が明け、暑さがだんだん厳しくなっていく頃)から大暑(暑さが最も厳しくなる頃、農作業にとっても大変辛い節目の日)へ、そして、立秋(秋に入る頃でも厳しい暑さが続きます)から処暑(暑さが終わりを迎え、朝晩は涼しい風が吹き、台風もやってくる頃)へと向かう時季ですが、秋の収穫を前に、農作業にとっても大変辛い気候です。

夏の土用(7/19〜8/6)
土用とは、「木火土金水」の五行説からくる季節のうち、四季に入らなかった「土」:全ての季節に均等に存在する を四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前に18〜19日間の期間に分けてそれぞれ挿入されました。ちょうど季節の変わり目にあたり、人の体も自然の流れも次の季節の準備をする期間です。
夏の土用といえば、秋の準備というよりもこれからの“暑さ”に負けないからだ作りが必須!万葉集の歌(大伴家持)にも読まれているように、その頃から夏に鰻を食べる習慣があったようで、また「丑の日」には「う」のつく物を食べると病気にならないという迷信もあります。


* 「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云う物ぞ うなぎ取り召せ」  大伴家持

そして、ここ数年特に厳しい暑さが続いています。年々、体への負担も大きくなるばかり。外出時には、また屋内にいるときでも熱中症に気をつけましょう。

熱中症(暑熱障害)
屋内・屋外を問わず、高温・多湿の環境(暑熱環境下)で体温調節ができずに生じる体のバランスの崩れ(身体への適応障害)のことで、例えば、発汗しても蒸発せず(体温が下がらない)、体内に熱がこもって頭痛や吐き気がすることを言います。スポーツ医学の分野でよく取り上げられてきましたが、最近の統計では、労働災害として、または高齢者の熱中症発生が多いことが認識されてきています。
外出前・中には水分補給(塩分を含んだスポーツドリンクも良い)を忘れずに、クーラーの効いた部屋、日陰や風通しのいいところで過ごすことを心がけましょう。また、日ごろから軽い運動などをして、汗をかく習慣をつけるようにしましょう。


<旬を食べよう>
〜旬のものは、太陽と大地の恵みをたっぷり受けて育っているため、生命力が強くて栄養価も高く、旬の野菜や魚を食べることによって、免疫力を高めたり、抵抗力をつけたり、丈夫な体作りにつながっていきます〜



真夏のぎらぎら輝く強烈な日差しの中、海に山にイベントに、田舎への帰省などあちこち出かける機会が増える季節。木々の葉の鮮やかな緑色やグリーンカーテンに彩られた街並みに癒されながらも、老若男女問わず水分補給や体力の消耗を意識しながら過ごしましょう。

この時季は、カラフルな夏野菜がたくさん旬を向かえ、お野菜コーナーもヴィヴィッドで賑やかになります。中でもちょうど旬を迎える野菜は、とうもろこし、枝豆、ゴーヤ、ナス、トマト、胡瓜、オクラ、とうがらし、ズッキーニ、パプリカなど、果物では、杏、桃、スイカ、メロン、すもも、など、魚類には、こち、銀鮭、鱧、カレイ、鮎、うなぎなどがあります。食欲も落ちてしまいそうなこの時季に、ビタミンカラーのお野菜は、刺激になりますね。また、これらの旬の食材を頂くことで、夏バテに自然に備えることもできるようになります。夏野菜は、全般的に水分やカリウムをたっぷり含んでいるので、体の中から体内に籠もった熱を下げてくれる働きがあります。また、たくさんのビタミン類も含まれ、特にビタミンAとCが豊富です。ビタミンAには、抗酸化作用があり、油と一緒にとることでより体内に吸収されます。ビタミンCは、メラニン色素の沈着を防ぎ、皮膚や粘膜を健やかに保つ働きがあり、水溶性なので、短時間で茹でたり、炒め物にした場合は汁まで頂くようにしましょう。

そしてこの時季に美味しく頂けるチーズは、ちょっと酸味のあるシェーブルタイプやフレッシュタイプ、ハードタイプなどあまり癖がなく、爽やかなもの。夏野菜たっぷりのサラダに角切りにして混ぜてみたり、カプレーゼにしてみたり、ジャム、ドライフルーツやナッツ類と一緒に、キリっと冷やしたフルーティーな白ワインやスパークリングワイン、冷たいお飲み物などと合わせてみて、真夏の午後のひと時をちょっと贅沢に過ごしてみませんか。


 

旬のお野菜をたっぷり使ったナチュレシピ
夏野菜のサラダラーメン寒天デザート(みかん、クランベリー)


― 次回は、「長月」:〜夏から秋へ 〜  ナチュレシピもご紹介 ―

ナチュラルハウス ダイレクト販売課
フードアナリスト・オーガニックライフスタイリスト 郷家 浩美

TOP OF PAGE