ヴィレッジ広場

〜季節の流れを感じるビューティー&ヘルシー生活〜vol.14

霜月

11月に入り、空気が澄み渡って冷たさを感じる晴天の日も多くなってきました。北の地方や山間部からは、そろそろ冬将軍の便りも届きそうで、秋から冬へ移っていくのを感じます。
11月の旧暦の名称は、霜月。この頃から霜が降りるようになるため霜降月といわれ、その略で霜月とする説が有力とされています。また、食物月(をしものつき)とする説もあります。

今月の伝統行事には、文化の日(11/3)、酉の市(一の酉11/8、二の酉11/20)、七五三(11/15)、勤労感謝の日(11/23)、新嘗祭(11/23):伊勢神宮 収穫祭 などがあります。

七五三(11/15):3歳の男・女子、5歳の男子、7歳の女子の乳幼児の成長を祝う節目として定着し、明治時代以降、七五三と呼ぶようになったと言われています。お宮参りをすることによって、子供たちにも成長の自覚を促す意味もあるようです。七五三につきものの千歳飴には、「子供も元気よく成長するように、長生きするように」の願いが込められています。
また、公家や武家では、中国にならった儀式として、3歳:髪を伸ばす「髪置き」、5歳:袴を着ける「袴着」(男子のみ)、7歳:本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解・紐落」が行われていました。
*3、5、7は奇数で陽、陰陽五行説で縁起がいいとされます。

酉の市:11月の酉の日に各地の鷲(おおとり、大鳥)神社で行われる祭礼。鷲神社の「鷲(わし)」は、運をわしづかみにする縁起の良い神社と伝えられています。また、 熊手(福をかき込む)、宝船、お多福のお面などの縁起物を売る露店が並び、熊手と鷲で、「出世、商売繁盛に繋がる」として参詣者で賑わいます。
*熊手:農耕具。収穫が終わると、翌年の耕作の下準備のために、熊手で落ち葉かきをしていました。

新嘗祭(11/23):五穀の収穫を神様に感謝する祭礼。 新は「新穀」を嘗は「ご馳走」を意味します。『古事記』にも天照大御神が新嘗祭を行ったという記述があるように、大変歴史のある祭礼です。
*農耕民族(農業が主産業)である日本では、春に「祈年祭」:五穀豊穣祈願、初収穫時に「神嘗祭」:初穂(新米)を神々に捧げる、収穫後に「新嘗祭」で収穫の感謝を神々に捧げます。

今月の月のリズム: 新月(New Moon) 11/14    満月(Full Moon) 11/28 
満月の10/30の翌々日から11月は始まります。前半は新月へ向けてだんだん月が欠けてゆくサイクル、「放出、捨てる、デトックス」を意識しながら、身の回りの整理や何かを始める準備の時間を作るように心がけるといいかもしれません。 新月のパワーに願い事を込めて!
14日の新月を過ぎた後半は、満月へ向かう月が満ちてゆくサイクル、「貯める、吸収する」に効果のある時期で、集中力もupし、交渉事も成立しやすいと言われています。積極的に動き回る時間にあてるのもいいですね。

新月:浄化、解毒作用が高まる、新しいことを始める 悪習を断つのにぴったりの時期
満月:物事が実る 自分を取り戻す時間を取る 振り返りの時 衝動的な行動に要注意

二十四節気と七十二候

二十四節気では、立冬(初めて冬の気配が現れてくる頃)から 小雪(わずかに雪が降り始める頃)へ向かい、朝晩の冷え込みを感じるようになり、北から冬将軍の便りも聞かれだします。農作業では、引き続き収穫のピークを迎え、各地で収穫祭が頻繁に行われます。

七十二候(しちじゅうにこう)
七十二候とは、二十四節気をさらに約5日ずつ3つに区切った期間のことで、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。気象の動きや動植物の変化を短文で表しており、江戸時代に入ってから、日本の気候風土に合うように改訂されています。

立冬の時期の七十二候
初候:山茶始開(つばき はじめて ひらく):山茶花が開き始める(日本)
次候:地始凍(ち はじめて こおる):大地が凍り始める(日本・中国)
末候:金盞香(きんせんか さく):水仙の花が咲く(日本)

小雪の時期の七十二候
初候:虹蔵不見(にじ かくれて みえず):虹を見かけなくなる(日本・中国)
次候:朔風払葉(きたかぜ このはを はらう): 北風が木の葉を払い除ける(日本)
末候:橘始黄(たちばな はじめて きばむ):橘の葉が黄葉し始める(日本)



オーガニックビューティー 〜 秋から冬の頭皮・髪のケア 〜

夏から秋、秋から冬へと気温・湿度の変化も一気にやってくる11月。湿度がグッと下がり一段と乾燥してくるシーズンへ突入するこの時季は、お肌と同じように頭皮にもしっかりとしたケアが必要です。夏の間に汗をかいたり、強い日差しを浴びた頭皮もダメージを受け、また、髪の毛ももちろん紫外線を浴びてダメージを受けています。
乾燥が進みだすため、髪の抜け毛もとても気になる方も増えてくると思います。ボディケアに時間をかけるのと同じように、ゆっくりたっぷりバスタイムをとって、「水分」「油分」のバランスを整える頭皮ケアを心がけてくださいね。シャンプーをするときには、周辺部から後頭部に向かって指の腹を使って優しく洗ってみてください。そして、すすぎにもたっぷり時間をかけてみてください。

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<旬を食べよう>
〜旬のものは、太陽と大地の恵みをたっぷり受けて育っているため、生命力が強くて栄養価も高く、旬の野菜や魚を食べることによって、免疫力を高めたり、抵抗力をつけたり、丈夫な体作りにつながっていきます〜



<このコーナーでは、旬の食材と旬の食材を利用した各地に伝わる伝統食をご紹介してゆきます。>

秋から冬へ移っていく今月、紅葉も赤い色から黄色が目に入るようになってきました。お野菜コーナーには、土物類(芋類)、根菜類が多く並んでいる中に、白い色のお野菜も目立ってきました。
最近は、朝晩めっきり冷え込んでいますので、身体の中からもしっかり温めることが大切な季節です。また、湿度も下がりさらに乾燥が進んできますので、呼吸器官を労わるようにしていきましょう。この時季には、身体を温めたり、胃腸の働きを高めたりするといわれている旬の根菜類をたくさん頂き、免疫力upに気をつけながら、ゼラチン質の多い魚介類や動物性たんぱく質とうまく組合わせたお食事をとるように心がけるといいですね。
今月旬を迎えるものには、キノコ類、南瓜、かぶ、薩摩芋、里芋、青梗菜、人参、蓮根、アボカド、西洋梨、りんご、国産キウイ、鰹、鱈、甘鯛、ヒラメ、牡蠣、あわび などがあります。
鍋物、煮物、炒め物、スイーツにしてなどのお料理で頂くのもお薦めです。

今月が旬の里芋を使った伝統食といえば、真っ先に浮かぶのが「新潟県ののっぺい汁
全国各地に伝わる「のっぺい汁」は、基本的に里芋、季節の野菜、鶏肉などを入れ、だし汁で煮込みとろみをつけた澄まし汁です。新潟県の「のっぺい汁」は里芋のぬめりで自然にとろみをつけるのが特徴です。これは、汁物というよりも煮物に近く、冷ましてから食べる習慣もあり、新潟県では、盆や正月などの「ハレの日」には、必ず作られる郷土料理です。
2007年に、農林水産省主催の農山漁村の郷土料理百選に選ばれました。

レシピ:干ししいたけを一晩水で戻します。一口大の乱切りに切った里芋、牛蒡、いちょう切りにした大根、人参、蓮根、短冊切りにした厚揚げ、こんにゃくなどを干ししいたけの戻し汁にかつお出し、酒、醤油、みりんを加えて灰汁を取りながら煮込みます。沸騰したら弱火にし、人参、里芋に火がとおったら、火からおろします。冷めても美味しくお召し上がり頂けます

根菜類が並ぶ食卓は、ちょっと単調な色合いになりがちなので、人参のオレンジ色を鮮やかに盛り付け、器も赤の入った模様のあるものなどを選んでみては如何でしょうか。またカラフルな温野菜サラダなども一緒にご用意して、ランチョンマットもカラフルなものを選ぶと、食卓も華やかに!

 

旬のお野菜をたっぷり使ったナチュレシピ
里いもの炊き込みごはん筑前煮


― 次回は、「師走」:〜 一年の締めくくり 〜  ナチュレシピもご紹介 ―

ナチュラルハウス ダイレクト販売課
フードアナリスト・オーガニックライフスタイリスト 郷家 浩美

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