ヴィレッジ広場

〜季節の流れを感じるビューティー&ヘルシー生活〜vol.15

師走

今年も早12月。街路樹も葉を落とし、日暮れも早くなってきて、どことなく寂しさも感じますが、クリスマスイルミネーションが灯る頃には、華やかに賑わう季節。
12月の旧暦の名称は、師走。師匠の僧侶が、お経をあげるために忙しく東西に馳せる「師馳す」が「師走」になったとする説や、その他、「物事がなし終える」という意味の「四季果つ」「為(し)果つ」に由来するとも言われています。

今月の伝統行事には、針供養(12/8)、御事納め(12/8)、冬至(12/21)、クリスマス(12/25)、天皇誕生日(12/23)、大晦日・年越し(12/31) などがあります。

御事納め(おことおさめ)(12/8):「御事終い(おことじまい)」とも言われ、1年間の農作業を締めくくる日とされています。この日から「御事始め」の2/8までは、農閑期であると同時に厳冬期にもなるため、屋外での作業を避けて屋内で作業をするようになる節目の日でもありました。

クリスマス(12/25):イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭日ですが、実際、その確証は明らかではないようです。古代では、冬至が1年の始まり太陽の誕生日とされ、古代ローマ人の冬至にあたる12/25に盛大な祭りを行っていました。キリスト教を布教するに当たり、死後復活を遂げたイエス・キリストの誕生と合わせ上手く取り入れたとも言われています。キリスト教圏では、12/25 – 1/6の間Christmas tide(降誕節)のクリスマス休暇を楽しみます。
日本では、明治屋の銀座進出を契機に明治時代の終わり頃からお祝いするようになり、現在では一大商業イベントとして定着しています。

今月の月のリズム: 新月(New Moon) 12/13    満月(Full Moon) 12/28 
満月の11/28の3日後から12月は始まります。前半は新月へ向けてだんだん月が欠けてゆくサイクル、「放出、捨てる、デトックス」を意識しながら、身の回りの整理や何かを始める準備の時間を作るように心がけるといいかもしれません。 新月のパワーに願い事を込めて!
13日の新月を過ぎた後半は、満月へ向かう月が満ちてゆくサイクル、「貯める、吸収する」に効果のある時期で、集中力もupし、交渉事も成立しやすいと言われています。積極的に動き回る時間にあてるのもいいですね。

新月:浄化、解毒作用が高まる、新しいことを始める 悪習を断つのにぴったりの時期
満月:物事が実る 自分を取り戻す時間を取る 振り返りの時 衝動的な行動に要注意

二十四節気と七十二候

二十四節気では、大雪(山岳から平野まで激しく雪が降り積もる頃)から 冬至(太陽が最も南寄りになり、1年の内で一番夜が長いとされる日)へ向かい、日暮れも徐々に早くなってきます。農作業では、御事納めで1年の農作業を終え、農閑期に入る時季です。

七十二候(しちじゅうにこう)
七十二候とは、二十四節気をさらに約5日ずつ3つに区切った期間のことで、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。気象の動きや動植物の変化を短文で表しており、江戸時代に入ってから、日本の気候風土に合うように改訂されています。

大雪の時期の七十二候
初候:閉塞成冬(そら さむく ふゆとなる):天地の気が塞がって冬となる(日本)
次候:熊蟄穴(くま あなに こもる):熊が冬眠のために穴に隠れる(日本)
末候:鱖魚群(さけのうお むらがる):鮭が群がり川を上る(日本)鱖は{魚厥}

冬至の時期の七十二候
初候:乃東生(なつかれくさ しょうず):夏枯れ草が芽を出す(日本)
次候:麋角解(びかく げす):大鹿が角を落とす(日本) 
末候:雪下出麦(ゆきわりて むぎ のびる):雪の下で麦が芽を出す(日本)

オーガニックビューティー 〜 体を温める 〜

 冬本番、空気が冷たくなり乾燥してくる中、暖房も入るのでお肌にとってはつらい季節の始まりです。肌のハリや艶が、秋と比較してどことなく落ちてきているような兆しも目に見えて現れたりして、思わずドキッとさせられてしまうかもしれません。お肌が丁寧なお手入れを求めているサインとも言えますね。
気温が低下すると、体温を維持しようとして皮膚表面の毛細血管が縮み血液の流れが悪くなります。その結果、十分な栄養が行き届かなくなり、肌の新陳代謝に乱れを引き起こすことへ繋がりかねません。おまけに、汗・皮脂の分泌量が減少し、肌の水分分泌量も減少するので、潤いが失われ、肌トラブルの最悪の敵:「肌の乾燥」も進んでいくといわれています。
いつもよりお風呂でリラックスする時間をたっぷりとったり、足湯でくつろいだり、優しく適度なマッサージで手足の血行を良くし、肌細胞が活発に働くように、新陳代謝がスムーズに行われるように注意してゆきましょう。

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<旬を食べよう>
〜旬のものは、太陽と大地の恵みをたっぷり受けて育っているため、生命力が強くて栄養価も高く、旬の野菜や魚を食べることによって、免疫力を高めたり、抵抗力をつけたり、丈夫な体作りにつながっていきます〜


 

<このコーナーでは、旬の食材と旬の食材を利用した各地に伝わる伝統食をご紹介してゆきます。>

日暮れも早く、何かと気ぜわしく感じたりする年末。街角は、茶色や黄色の落ち葉から白い雪の色へのディスプレイも目立ち、お野菜コーナーにも、白い色の大根や白菜などがたくさん並ぶようになってきました。
この時季は、イベントも多く、油っぽい食事やアルコール類も普段より多くお召し上がりになる機会も増え、食事や生活時間帯の乱れから体調を崩されたりしてしまうこともあるかもしれません。また、冷え込みがさらに厳しくなりますので、身体の中からしっかり温めると同時に、空気の乾燥から体を守るためにも、血流を良くするような食事メニューを立てることをお薦めします。先月に引き続き、身体を温めたり、胃腸の働きを高めたりするといわれている旬の根菜類やビタミン・ミネラルが豊富な緑黄色野菜、薬効の高い葱のお料理などで、免疫力upに気をつけるように心がけましょう。
今月旬を迎えるものには、ブロッコリー、カリフラワー、春菊、牛蒡、蓮根、葱、里芋、長芋、ゆり根、白菜、小松菜、ほうれん草、みかん、橙、柚子、平目、はたはた、牡蠣、かに、鮑 などがあります。煮物、鍋物、天麩羅、グラタンなどのお料理で頂くのもお薦めです。

今月が旬の牡蠣を使った伝統食といえば、「広島県のかきの土手鍋
広島県の府中味噌(甘味のある白味噌)を鍋の内側の周りに土手のように塗り、牡蠣(生牡蠣)と豆腐や野菜を一緒に煮込みながら食べる郷土料理です。
広島県では、室町時代後期に日本で初めて牡蠣の養殖が行われ、「かきの土手鍋」も元禄時代から食べられていたようです。
2007年に、農林水産省主催の農山漁村の郷土料理百選に選ばれました。

レシピ:かきをザルに入れ、塩を少し入れ振り洗いします。白菜はざく切り、白葱は斜め切り、しめじは株を分け、豆腐は一口大に切ります。味噌、みりん、砂糖をよく混ぜ鍋のふちに塗り、水を入れ、白菜、葱、しいたけを入れ火にかけます。具材に火が通ったら、しめじ、豆腐、牡蠣を加え、周りの味噌を溶かしながら煮込み、食べる前に春菊を入れて出来上がりです。)

今月は、豪華な食事メニューに嬉しくなる日も多い月。食材の彩りももちろんですが、カラフルでお洒落にデコレーションした食卓で頂くご飯は、いつもと違って楽しくなりますね!クリスマスカラーの金・赤・緑、そしてLEDライトのような薄いブルー、食卓の上にはキャンドル、一年の締めくくりですもの思いっきり華やいだセッティングに!

 

旬の食材をたっぷり使ったナチュレシピ
ベジタリアンデコレーションケーキ


― 次回は、「睦月」:〜 新年 〜  ナチュレシピもご紹介 ―

ナチュラルハウス ダイレクト販売課
フードアナリスト・オーガニックライフスタイリスト 郷家 浩美

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