ヴィレッジ広場

〜季節の流れを感じるビューティー&ヘルシー生活〜vol.18

弥生

冬の間に滞っていた様々な体の中の巡りが少しずつ目覚め始め、アクティブに動き出そうとしています。身の回りのものがどことなく軽やかに見えてくる春へ! 
3月の旧暦の名称は、弥生。「弥生(いやおい)」、弥(いや=いよいよ、ますます)生(おい=生い茂る)が変化したものとも言われ、草木がだんだん芽吹く月を意味します。

今月の伝統行事には、桃の節句/上巳の節句(3/3)、東大寺2月堂 お水取り(3/12)、春日大社 春日祭(3/13)、ホワイトデー(3/14)、春分の日(3/20)、イースター(3/31)などがあります。

東大寺二月堂 お水取り(3/12):3/1(旧暦2/1)から14日間に渡り行われる「修二会(しゅにえ)」(正式名称は、十一面悔過)の本行(華麗な水と火の行法)の中で、3/12の深夜に若狭井という井戸から観音様にお供えする「お香水」を汲み上げる著名な儀式です。「修二会」は、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、「修二会」を勤める連行衆(僧侶)が人々に代わって懺悔し、国家の安泰を願う行事で、二月堂の名前の由来にもなっています。関西に春を呼ぶ行事と言われます。

春日大社 春日祭(3/13):768年に藤原氏の氏神として創建された春日大社の春日祭は、849年に始まったと伝えられています。葵祭、石清水祭りとともに勅祭(天皇の命令によって営まれる祭り)の一つで、氏神祭の典型とされています。王朝絵巻さながらの儀式が行われ、五穀豊穣、国家安泰、国民の繁栄を祈ります。

 

今月の月のリズム: 新月(New Moon) 3/12    満月(Full Moon) 3/27 
満月の2/26の3日後から3月は始まります。前半は新月へ向けてだんだん月が欠けてゆくサイクル、「放出、捨てる、デトックス」を意識しながら、身の回りの整理や何かを始める準備の時間を作るように心がけるといいかもしれません。 新月のパワーに願い事を込めて!
10日の新月を過ぎた後半は、満月へ向かう月が満ちてゆくサイクル、「貯める、吸収する」に効果のある時期で、集中力もupし、交渉事も成立しやすいと言われています。積極的に動き回る時間にあてるのもいいですね。

新月:浄化、解毒作用が高まる、新しいことを始める 悪習を断つのにぴったりの時期
満月:物事が実る 自分を取り戻す時間を取る 振り返りの時 衝動的な行動に要注意

二十四節気と七十二候

二十四節気では、啓蟄(大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃)から 春分(昼夜の長さが同じになり、自然に感謝し春を祝福する日)へ向かい、ひと雨ごとに暖かくなり、桜も咲き始め、生きとし生けるものたちが活動し出します。今年の農作業も春夏野菜作りやお米の種籾を選び(塩水選)、発芽させる準備を始める頃になります。

七十二候(しちじゅうにこう)
七十二候とは、二十四節気をさらに約5日ずつ3つに区切った期間のことで、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。気象の動きや動植物の変化を短文で表しており、江戸時代に入ってから、日本の気候風土に合うように改訂されています。

啓蟄の時期の七十二候
初候:蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬蘢りの虫が出て来る
次候:桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める
末候:菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる

春分の時期の七十二候
初候:雀始巣(すずめ はじめて すくう):雀が巣を構え始める
次候:桜始開(さくら はじめて ひらく):桜の花が咲き始める
末候:雷乃発声(らい すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める

オーガニックビューティー 〜 冬から春へのスキンケア 〜

春に向かい、陽気も気分も弾んでお出かけする機会も多くなってきますね。だけど、うっかりお肌のケアを適当にして外出すると、この時季は要注意です!秋冬の間少なかった紫外線が、一気に増えてくるのも春先頃からなのです。
春は、肌のターンオーバーサイクルにより、紫外線量の少ない秋・冬に生まれた肌が表面に現れ、肌が一番明るくなっています。また、徐々に体の新陳代謝が活発になり、ホルモンの分泌も盛んになります。外部環境の変化に肌も対応しようとして、汗や皮脂などの分泌物も増えてきますので、お肌にとっては、とてもつらい敏感な季節の到来、一種の緊張状態にあるともいえます。そのうえ、一気に増える紫外線の量が加わります。紫外線を浴びることにより、体内に活性酸素が増産され、これが生活習慣病や老化の原因の一つになるとも言われていますので、細心の注意を払ってスキンケア・UVケアを心がけて春のお出かけに備えましょう。

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<旬を食べよう>
〜旬のものは、太陽と大地の恵みをたっぷり受けて育っているため、生命力が強くて栄養価も高く、旬の野菜や魚を食べることによって、免疫力を高めたり、抵抗力をつけたり、丈夫な体作りにつながっていきます〜


<このコーナーでは、旬の食材と旬の食材を利用した各地に伝わる伝統食をご紹介してゆきます。>

咲き出した花も梅から桃、そして桜へとだんだん春へ向かう季節。野山では山菜類も顔をだし、春ならではの味が楽しめるようになってきました。独特の苦味を持った山菜類は、冬の間に体内に溜め込んだ老廃物の排泄を促す働きがあると言われています。この時季は、胃腸の調子を整え、デトックスを意識しながら新陳代謝を高めるような食事をとるように心がけてゆきましょう。
お野菜コーナーには、ちらほらと山菜類も並び始め、白い色のお野菜よりも香り濃く少し苦味もある緑色の野菜が多くなってきました。今月旬を迎えるものには、ふきのとう、菜の花、たらの芽、セロリ、ほうれん草、柑橘類やいちご、鰊、細魚、蛤、あさりなどの貝類、若布、ひじきなどの海藻類があります。茹でてメインディッシュの付合せにしたり、スープや煮物、炒め物、天麩羅などのお料理で頂くのもお薦めです。
*昨年の「きれいな生活通信 弥生 〜旬を食べよう〜」はこちら

今月が旬のあさりを使った伝統食といえば、「東京都の深川丼(飯)」
江戸時代の頃の深川は、海に面した漁師町。当時の深川丼(飯)は、漁師たちが、船の上でお昼に食べる「お味噌汁にあさりを入れ白いご飯の上にかけるぶっかけ飯」のことでした。あさりと油揚げ、ねぎなどを味噌で煮込んで白いご飯の上にかけたものが「深川丼」、同じ材料を醤油風味で炊き込んだものを「深川飯」と呼ぶそうです。あさりは、5月と10月の産卵期の直前頃が、身がいっぱい詰まって食べ頃と言われます。
東京都の深川丼は、2007年に農林水産省選定 農山漁村の郷土料理百選 に選ばれました。

レシピ:あさりを海水より薄めの塩水で洗い、水気を切ります。生姜をせん切りに、万能ねぎは1-2cmくらいの斜切り、海苔はさっとあぶってから5cm位に細長く切っておきます。鍋に生姜、醤油、酒、みりん、砂糖、味噌を入れ火にかけ、煮立ったらあさりを入れ、身が膨らんだらあさりを取り出します。煮汁を2/3位まで煮詰めたらあさりを戻し入れ、万能ねぎを加えてサッと煮詰めます。器にご飯を盛り、あさりを汁ごとかけ刻み海苔をちらして出来上がりです。)

今月は、春を先取りするような感じに淡いピンクやグリーン、藤色などのテーブルクロスを使い、器は白を中心に花をモチーフにしたお皿や花型の小鉢などを、卓上にはカラフルな季節の花も添えてセッティング。やがて春へ向かううきうきした気分の食卓に飾ってみたいですね。

 

旬のお野菜をたっぷり使ったナチュレシピ
あさりと生湯葉の豆乳スパゲッティ


― 次回は、「卯月」:〜 桜咲く 始まりの季節 〜  ナチュレシピもご紹介 ―

ナチュラルハウス ダイレクト販売課
フードアナリスト・オーガニックライフスタイリスト 郷家 浩美

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