ヴィレッジ広場

シリーズ〜ナチュラルハウスの食育(2)
〜「食育とは?食をめぐる現状と課題」

伝えて、残す。受け継いでいきたい日本の食

食育農林水産省の食育に関する記述に、興味深いデータがありました。それは「昭和50年代中ごろに、平均的にみて摂取する栄養素(PFC)の熱量バランスがほぼ適切で、主食である米を中心に水産物、畜産物、野菜等多様な副食品から構成されるいわゆる『日本型食生活』が形成」されたというものです。(参照:農林水産省『我が国の食生活の現状と食育の推進について』)昭和50年代中ごろと言えば、今子どもを抱えている母親たちの多くが幼少期だった頃。平均値なので一概には言えませんが、この世代は幼少期という味覚形成の大切な時期に、理想的なバランスの日本型食生活が送れていたということかもしれません。確かにその頃は今ほどコンビニもなく、おにぎりと言えばもちろん手作り、ペットボトル入りのお茶も見かけませんでした。鮮明な記憶は残っていなくとも、わたしたちが子どもの頃に食べた味は、きっとからだの根っこに住み着いているはず。わたしたちは、そんな良き日本の食生活をかろうじて伝えていける、最後の世代なのかもしれませんね。子育てを通じて、食の意味について見直す機会を得た今、自分たちが育った風土が長い年月をかけて生み出した食を、次の世代に伝え残していく。それはとても重大で、しかし素敵な責務ではないでしょうか。

【知ってますか?食をめぐる現状】

参照:
農林水産省『わが国の食生活の現状と食育の推進について』
文部科学省『子どもの食生活を取り巻く状況』


畑からイチゴがにょきっと生えている絵を描く子どもがいます食育

切り身のお魚、葉のないにんじんしか知らない子どもが増えています。人の暮らしが土から切り離され、食が命の循環だという実感を得にくい時代になってしまいました。でもわたしたち親だって、例えばみょうがや胡麻が畑にある姿、すぐに思い浮かびますか?

朝食を食べない子どもが増えています

朝食について、小学生の約10人に1人が「1週間に2〜3回食べないことがある」、約20人に1人が「ほとんど食べない」というデータが出ています。朝食を食べないと、1回の食事の摂取量が多くなり、肥満などの生活習慣病を助長すること、また午前中のエネルギー供給が不十分となり体調が悪くなることなど多くの問題点が指摘されています。子どもの頃から朝食をとる習慣づけをしていく必要があります。

3人に1人の子どもが、親のいない食卓で食べています

子ども(未就学児から中学生)が食事の時に誰と食べているかという調査で、「子どもだけ」という回答が約31%。なんと3人に1人が親のいない食卓で食べているという実態が明らかになりました。「両親と」は約27%、「母親と」は約33%。出生率が約1.2%、兄弟のいない子どもが増える今、孤食は今後ますます増えるでしょう。

食品廃棄物の約55%は、一般家庭から出ています

飽食といわれる日本は世界最大の食糧純輸入国。しかしその一方でかなりの食べ残し・廃棄が問題になっています。しかもその半分はわたしたち一般家庭から。世界で約8億4千万人が栄養不足に陥っている中、日本が誇る「もったいない」精神はどこにいってしまったのでしょうか。国民1人当たりのフードマイレージの大きさも日本は世界で抜きん出て第1位。環境にさまざまな負荷をかけ世界中からかき集めた食が、捨てられています。

以上の問題点から見えるのは、いかに現代の暮らしが便利さと効率化を重視し、食の基本をないがしろにしてきたかということです。飽食大国日本。しかし世界中からさまざま食をかき集めても、そのルーツに関心をもたず、感謝する心を忘れ、一緒に食べる相手の欠けた食卓は、なんてうらさびしく、豊かさからほど遠いことでしょう。そしてそんな食で育った子どもの、心と体の健康はどうなっていくのでしょうか?

 

当たり前のことこそ、大切に。

「食育」ときいて、何も難しく考えることはありません。わたしたちが子どもの頃当たり前だった「食」の姿、おいしかったことを思い出してみればいいのです。そして不自然なことに対して「どうしてだろう?」という疑問、違和感を忘れないこと。まずは以下のことから見直してみませんか?ほら、どれも当たり前のこと。しかし現代の暮らしの中で、実践できている人はどれくらいいるでしょうか。

食卓の食べ物がどこから来ているのかを知る

食育

食べ物はスーパーで作られているのではありません。畑や海があって、そこで世話をしたり運んでれる人がいるから食べられるのです。食の背景に関心を持つことは、自分が生態系の一部であり、自然の循環の中で生かされていることを実感する格好の機会。また食の安全性を見極めることにつながります。子どもに畑を見せてあげてください。自然は最高の遊び場です。

朝ごはんをきちんと食べる。1日3食

ライフスタイルの多様化によって、規則正しい時間にごはんを食べることが難しくなっています。でもそれは大人の勝手な都合。決まった時間に、きちんとした量のごはんを食べる。体がまだ作られていない子どもにとっては、大人以上に大切なことです。

家族そろって「いただきます」

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食事は単なるエネルギー補給の場ではありません。家族そろって食卓を囲み分かち合うことで、子どもはマナーや思いやりといった社会的なルールも学ぶのです。心のこもった食事、そして会話によって子どもは自分が愛されているという実感を得ることができるのです。平日は帰りの遅いお父さんや働くお母さんも、朝ごはんや週末だけでもぜひ家族そろって食卓を囲んでください。新聞片手に、はご法度ですよ。

日本の食文化、その時期、その土地の味を楽しむ。そして食材を惜しむ

自然がもたらす旬の恵みは、わたしたちがはるかかなたの時代より食べ続けてきたもの。その時期のからだに必要な栄養素がちょうど含まれていることも多いのです。季節や場所を問わず、世界中どこでも同じ味が手に入る今だからこそ、その時期その土地のものを愛で、味わう豊かさを大切にしたい。四季豊かな日本に生まれたことに感謝し、食から季節を感じる感受性を、子どもの頃から育んでください。


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