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北海道CSAツアー 〜MYファーム・MY生産者をサポートする〜

CSA=Community Supported Agriculture(地域支援型農業)とは、地元の農家さんとその農産物を食べる人々をつなぐ活動のことを意味します。食の安全性や環境への負荷を考えると、わたしたちの食の未来は「地産池消」にかかっていると言っても過言ではありません。ナチュラルハウスはその「地産地消」に、さらに「オーガニック」という視点を加え、大量消費社会とは違う農的豊かさを伝える活動に力を入れています。

今城さんお気に入りのビュースポットへ

ここは、生産者の今城さんが生まれ育った比布町に位置する北領山の頂上。一面に広がる田園風景と大雪山連邦、上川盆地を一望できる。今城さんが原点に帰れるという非常に想いの深い場所である「壁にぶつかった時やこの先の人生を考える時にここに来るんだ」というそんな今城さんが想いを馳せる場所で農業に対するお話を聞かせていただいた。今城さんの気持ちに寄り添ったところでCSAツアーはスタートされた。

トマトの応援農業とトマトジュース加工場

今回のツアーでは、主にトマトと小麦を中心に色々な体験をさせていただいた。特にトマト栽培の苗の植え付けの作業は、生産者の日々の苦労を実際に体験することで、改めて想いを知ることができたCSAツアーとなった。1つはシルバーのシートの穴の上に土をかぶせる作業。
これは温度が逃げないようにする為と土が乾かないようにする為である。続いて成長した苗を支える為、添え棒にクリップで固定する作業。最初は難しいと思われた作業も丁寧に教えていただいたおかげで、スムーズに進む。ポイントとなる茎の伸び方向をしっかり確認しながら次々とクリップで固定。
額の汗をぬぐいながらも、「少しでも今城さんの力になりたい!」という思いで皆真剣に、丁寧にお手伝い。トマト栽培のハウスでは、収穫したトマトをそのままほおばり試食。
真っ赤に熟したもぎたてのトマトは本当に甘くて美味しい。パックにはもぎたてのトマトがいっぱい。
収穫を体験した後は、「とまとの想い」(トマトジュース)の加工現場で実際に一部を体験。白衣と帽子を着用し、まずはへた取りから。専用の器具を、クッと差込み、くるりと回すと気持ちよく簡単にへたが取れる
 
処理したトマトは、続いて機械へ1つずつ入れ込み砕く。バケツちょうど1つ分となった。
 
 
続いてびんに栓をする打栓を体験。本日は、ジュース作りがもう終了していた為、中身は入っていませんが、空びんを使って体験。慎重な手つきで栓をするお客様。 工場ではこれら一つ一つを手作業で行なっていると工場長の杉尾さん。

小麦の栽培から製粉まで〜今城さんの信念と努力

続いて小麦について。なんといっても今城さんが栽培から製粉までご自身で行なっているというのだから驚き。製粉の技術において知識のない生産者が、製粉まで行なうということがどれだけ難しいものか、散々周りに無理だと言われ続けた中、それを見事に実現させた今城さんの信念と努力に、ただただ、感心するばかり。それも、大手製粉の真似をしても、それ以上のものが出来ないからと、独自に学び、ノウハウを駆使。その結果、栄養価も旨み成分も高く、質の良いものが実現できたという。
今城さんの努力により、旨み成分も栄養価も高い小麦で作られたパンは、弾力にあふれ、指でおしても力強く跳ね返してくる。トーストしたパンの表面からは、ふわ〜っと小麦のいい香りが。何もつけなくても美味しいでしょ?これが本当の小麦の味なんだよとにこやかにパンを口にしながら、その理由である他との製粉の仕方の違いを教えてくれた。
そして、このパンの原料となっている、小麦畑へ案内していただき、ルーツをたどる。普段、自分の食べている小麦製品が作られた小麦畑を見ることなんてまず無いのだから、本当に貴重な体験である。
続いてもう間もなく収穫を迎える秋小麦の畑へ移動。残念ながらまだ小麦がやわらかく、収穫はできなかったが、見事な黄金色をまとい、風になびかせ実りの時期を待つ。小麦畑を後にし、実際にトラクターに試乗させていただいた。人の背たけ以上ある巨大なタイヤ、更に大きな回転音ととにかく迫力満点。こんなに高い位置から見える視界は別世界。
すっかり収穫気分を味わったあとは、刈り取った小麦を乾燥させる工場や製粉の機械を見学。行程を詳しく教えていただき、改めて、今城さんの人間性がうかがえた。小麦がもっている栄養価の高い胚芽部分をもっと入れて消費者に提供すべきだ。粉の見た目ではなく、旨み成分を残しつつかつ栄養価も高くなければならないと。そして、環境問題もさることながら、次世代の子供たちのことを考えながら、農業をおこなっているのだと。

今回のツアーを終えて〜

    3日間、ずっと共に過ごした今城さんとお客様。これだけの長い時間を生産者と一緒に過ごすなんてなかなかできない貴重な体験。しかし、それは普段知りえない生産者の横顔や、心の中の想いを少しでも知ることができた、又理解することができた、そして、My生産者の第一歩となった貴重な時間だった。終わってみればそこには目に見えぬ強固なつながりがしっかり存在。そして最終日には今城ファミリーと称し、これからの今城さんをサポートすることを約束し合う温かい光景が見られた、素晴らしいツアーとなりました。
     
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