美白
美白へのアプローチ
ケミカルコスメとオーガニックコスメの違い
[ケミカル] 即効性
・ナノ成分を使い、美白剤を肌の奥深く「基底層」まで到達させます。
→基底層のメラノサイトを破壊することで黒色化しないようにするのです。
でも、一度破壊されたメラノサイトは再生できません。
「シミの元凶」とみなされているメラノサイトは、実は肌の免疫機能です。
この免疫機能であるメラノサイトを「美白」の名のもとに破壊してしまったら、本来の免疫機能を失い、
肌色コントロール・健康状態を保つ機能までも失ってしまうのです。
・医師でなければ処方できなかった強い美白成分が 一般化粧品に配合できてしまう現状。
1商品の配合量は各ブランドできちんと安全に配慮されていても、美白美容液・美白化粧水・美白クリーム・・・と
複数使いによるリスクには配慮されていません。
[オーガニック] 永続性
・肌本来の力、表皮を潤わせる、沈静作用発揮。
=炎症を抑え、回復を促していきます。
肌組織を破壊することなく、肌そのものの健康状態を改善し、バリア機能をサポートしてきます。
・肌のもつ免疫機能を損なうことなく、正常な肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促していきます。
・「漂白する」のではなく、植物の持つ力で、キメを整え、毛穴をケアし、くすみを防ぎ輝きを引き出すアプローチです。
シミのできるメカニズム
1.活性酸素が発生する
紫外線が肌に当たると、活性酸素が発生します。
活性酸素には、細菌など体に害のある物質から細胞を守る働きがあります。
その反面、紫外線を浴びると大量の活性酸素が発生するため、細胞にダメージを与えて老化させてしまいます。
活性酸素のダメージを緩和するために、情報伝達物質が分泌します。
2.情報伝達物質を分泌する
活性酸素が大量に発生すると、肌細胞を守るためにエンドセリンなどの情報伝達物質が分泌されます。
分泌された情報伝達物質は、メラノサイトにメラニンを作るよう指令を出します。
3.メラノサイトに情報伝達物質が届く
情報伝達物質がメラノサイトに届くと、アミノ酸の一種であるチロシンを生成します。
チロシンが作られると、メラノサイトのみに存在するチロシナーゼという活性酵素が活発化します。
4.チロシナーゼが活性化する
チロシナーゼが活性化すると、チロシンと結合し、メラニンに変化してしまうのです。
5.メラニンが表皮細胞へ受け渡される
メラノサイトで作られたメラニンは、表皮細胞へ徐々に受け渡されます。
メラニンは、通常ターンオーバーによって古い角質と共に排出されます。
しかし、紫外線を日常的に浴びてしまうと、メラノサイトの活動が止まらなくなり、メラニンを多く生成してしまうのです。
メラニンが多く生成されると、ターンオーバーでの排出が困難になり、表皮細胞に残ってしまいます。
表皮細胞にメラニンが残ると、色素沈着を起こし、黒くなってシミとして肌表面に現れるのです。
出典:ルルコレ