ナチュラルハウス

青山コラム

2023年09月4日

月齢別ベビーメソッド


ナチュラルハウス
月齢別ベビーメソッド

子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくために、まず「食」が大切です。
大切な脳神経の発達時期でもあり、食育は心身の成長と人格の形成に大きな影響を及ぼし、
生涯にわたって健全な心と身体の基礎となります。

ナチュラルハウスが提案する、家族みんなが安心して食卓を囲める環境づくり、「食事って楽しい!」を育てる食事メソッドです。

【モグモグ期】生後7~8か月ごろ

歯が生えてきて、柔らかい粒や形のある物を、舌とあごで潰して食べられるようになります。
味覚も発達してくるので、栄養素を意識しながら様々な食材を取り入れていきましょう。

【カミカミ期】生後9~11か月ごろ

食事のメインが母乳やミルクから、離乳食に移る時期。歯ぐきで食べ物を潰せるようになります。
食べる意欲も高まってくるので、手でつかみやすいメニューも多く取り入れていきましょう。

【パクパク期】1歳~1歳6か月ごろ

奥歯が生え始めて嚙み潰す力が強くなり、大人より少し柔らかい物を食べられるようにまります。
手先が器用になり、手づかみ食べも上手になります。スプーンの練習も始めていきましょう。

【オーガニックステップ】

食材については、農薬添加物に注意して、栄養バランスを整えていきましょう。
オーガニックを取り入れる機会でもありますね。
でも、「何から取り組んだらいいの?」「どの食材から切り替えるべき?」
オーガニックステップをご存じですか。
まずは、より注意すべき食材、抗生物質成長ホルモン リスクに注意したい、1番の牛乳・卵から。
次に、遺伝子組換えポストハーベスト リスクに注意したい2番の野菜・果物へと、
順にステップアップし、切り替えていきましょう。

 

【栄養素】この時期に摂るべき栄養素は?

三大栄養素

・炭水化物(主食)

ごはん・うどん・スパゲティ・じゃがいも・さつまいも・バナナ
体を動かし、脳のエネルギー源となります。

・タンパク質(主菜)

たまご・チーズ・牛乳・納豆・ヨーグルト・魚介類・肉類・豆腐
筋肉や血液の素となり、赤ちゃんの成長を促します。

・ビタミン

キャベツ・玉ねぎ・人参・小松菜・トマト・わかめ・桃・みかん
体の調子を整え、免疫力を強化させます。

次に、特に注目したい栄養素を見ていきましょう。

基本の栄養素

① βカロチン

にんじんに豊富に含まれるβカロチンは、体内でビタミンAに変わります。
ビタミンAは目や皮膚・粘膜の乾燥を防ぎ細菌やウィルスへの抵抗力=免疫力を高め幼少期の発育に必須の栄養素です。
飲みやすく消化の良いジュースがよりお勧め。
☆ナチュラルハウスセレクト
「国産有機にんじんジュース」

② 鉄分・カルシウム

・鉄分

血液の赤血球の中にある酸素を運ぶ物質「ヘモグロビン」は、ミネラルの1つである鉄によってつくられます。
鉄の不足によりヘモグロビンが足りなくなり、体のさまざま組織に悪影響を及ぼす心配が出てきます。
大事な栄養素である鉄は、肝臓などに貯蔵され、簡単には不足しないように体が備えています。
生後6カ月ごろになると、赤ちゃんの体に貯めていた鉄が少なくなります。
母乳に含まれる鉄はもともと少ないので、離乳食で鉄を補給し、鉄欠乏症貧血対策が必要です。

・カルシウム

カルシウムは赤ちゃんの骨や歯の成長に欠かせない大事なミネラルです。
神経や筋肉を調整する働きなども持っています。
赤ちゃんは体の発育が著しいため、多くのカルシウムが必要になります。ビタミンDとともに必要です。
☆ナチュラルハウスセレクト
「プレマオーガニック小松菜パウダー」

③ 食物繊維・ミネラル

離乳食の開始により、母乳やミルクの量が減ったことによる水分不足や、腸内の細菌のバランスの変化によって便秘がちに。
主食には、食物繊維とミネラル・ビタミンなど栄養素をバランスよく含む玄米がおすすめ。
丁寧に裏ごししたクリーム状で消化吸収良く摂取でき、旨味が赤ちゃんの味覚も育てます。
☆ナチュラルハウスセレクト
「有機玄米クリーム」

④ ビタミンC・E・B1・B2

ビタミンCは抗酸化作用を持つ他、消化管における鉄の吸収を高めるはたらきがあります。
ビタミンEは抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助けるはたらきがあります。
ビタミンB1は脳の中枢神経や末梢神経の働きを 正常に保ちます。
ビタミンB2は細胞の発育と正常な働きに欠かせないため「成長ビタミン」ともいわれます。
不足すると、大人だと肌荒れや口内炎などを引き起こしますが、成長期の子供や胎児の場合は、発育不良になる可能性があります。
☆ナチュラルハウスセレクト
「純植物性 かぼちゃスープ(天神ファーム)」

 

【NG食材】離乳期に避けたい食材は?

・はちみつ

乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは避けてください。
煮沸消毒や調理をしても菌は死にません。はちみつ入りのお菓子や飲み物などの食品も与えないで下さい。

・刺身・半生食材

  生魚や半生食材にはさまざまな細菌や寄生虫が潜んでおり、食中毒を引き起こす危険があります。
体が成長途中の赤ちゃんは大人よりも抵抗力が弱いため、重症化しやすく、
基本的に魚や肉は、しっかりと加熱して与えるのが原則です。
刺身は新鮮なものを選んで、3歳頃からに
・そば・ピーナッツ  そば、ピーナッツにはアレルゲンとなる物質が含まれているので、与えるときは少量から慎重に・パイナップル・マンゴー

  パイナップル、マンゴーなどには口元にかゆみが出るような物質が含まれています。
与える場合は、加熱してからにしましょう。

・にんにく・生姜

9~11カ月頃からOKですが、使う場合はごく少量を風味付けに。

・もち・ナッツ類・芋・キノコ類

赤ちゃんにとって、噛みにくく、喉に詰まりやすい食材はなので3歳以降に与えましょう。
粘り気と弾力が強い食品なので、もし赤ちゃんの喉に詰まってしまうとその粘り気で気管を防ぐため、
窒息する可能性があります。

・菓子パン・スナック菓子・炭酸飲料

糖分・塩分・油分は大人用の加工食品に多く含まれており、赤ちゃんの未熟な胃腸や腎臓への負担が大きくなります。

糖分:糖分を摂りすぎると、本来赤ちゃんの体の成長のために使われるはずのビタミンが、
糖分を消費するために使われるため、ビタミン類が不足し、赤ちゃんの体が疲れやすくなることがあります。
また、常に甘い味を求めてしまい、薄い味で満足することが出来ず、離乳食を食べなくなる原因にも。
赤ちゃん用イオン飲料にも糖分が多く、注意が必要です。

塩分:塩分の摂りすぎは、赤ちゃんの腎臓にダメージを与え高血圧のリスクを高めます。
「日本の食事摂取基準」より乳食後期の1日の目安量は1.5g、1~2歳の子どもは1日3gとなっています。
赤ちゃん用ではない麺類は塩分が多く、ゆでて塩分を抜くなど注意が必要です。

油分:油の摂りすぎは肥満や下痢の原因になるため注意が必要です。
実を絞ってろ過しただけのオリーブオイルや生乳から作られている無塩バターは、離乳食に取り入れたい食品です。
マーガリンはトランス脂肪酸のリスクがあり注意が必要です。

初めての離乳食。レシピどおり完璧に作れなくてイライラしたり落ち込んだりすることも。
焦らずに、市販品を上手に取り入れながら、この機会にママも一緒に楽しみながら食育を☆☆☆