ナチュラルハウス

青山コラム

2023年09月18日

経皮吸収

経皮吸収

 

 

(*『化粧品・外用薬研究者のための皮膚科学』 より引用)

細胞間(隙)脂質には、脂質とあるとおり普通の水では、水分をはじいて吸収していきません。
しかし、シャンプーなどの洗浄剤には界面活性剤が含まれているため、簡単に細胞間脂質の間をすり抜け、体内に吸収されるのです。これはクレンジング剤などでも同じことが言えます。

経皮吸収しやすい部位

さらに経皮吸収は、身体の部位により、吸収されやすさが変化します。
顔、首、陰部などは吸収がよく、逆に手のひらや足裏は吸収しにくくなっています。
これは、身体の部位によって角質層の厚さが異なることと、毛量が多い部位は先に説明した付属器官ルートが利用されやすくなることが要因として考えられます。

腕の内側を1としたときの各部位の吸収率は、頭で3.5倍、わきの下は3.6倍、背中は17倍!手のひらは0.83倍、かかとは0.14倍と言われています(*『見てわかる!経皮毒』より )。