ナチュラルハウス

青山コラム

2022年07月4日

土用の丑の日って?ウナギを食べるのはなぜ??

今年の梅雨明けは早く、暑い日が続きますね。

この時期になると、スーパーや百貨店などで「土用の丑の日」と、ウナギのポスターをよく見かけるようになります。

土用の丑の日とは?なぜこの時期にウナギなのでしょうか?

土用の丑の日とは

・土用の意味

中国では「五行説」で、「自然界は『木』『火』『土』『金』『水』の五つで成り立っている」と考えられていました。これらは四季においても当てはめられ、『土』は、「季節の変わり目の約18日間」のことを指すようになりました。

季節の変わり目を指すので、土用とは夏だけではなく、立春・立夏・立秋・立冬の直前に、年4回あります。

 

なぜ“土”なのかというと、「季節の変化の種をうけとめて芽生えさせる、クッション的な準備期間」という意味が込められているから。

 

・丑の日の意味

昔の暦では日にちを十二支(子・丑・寅・卯…)で数えていました。

つまり『土用の丑の日』は、土用の期間におとずれる丑の日の事を指しているのです。

毎年土用の期間が異なるため、丑の日も毎年変わります。

 

・2022年の土用の丑の日

1月24日、4月18日、4月30日、7月23日、8月4日、10月27日

・2023年の土用の丑の日

1月19日、1月31日、4月25日、7月30日、10月22日、11月3日

 

2022年の今年は、夏の丑の日は2回あります。

夏の丑の日にウナギを食べるようになったのは?

近年では、年に数回ある丑の日の中でも夏が一番有名で、

さらにウナギを食べる風習が定着しています。

その起源は諸説ありますが、そのうちで有名なのが、平賀源内のキャッチコピーだったという話。

 

もともと、丑の日には「う」のつく食べ物を食べるといいという風習がありました。

夏に売上が落ち込んでいた知人のうなぎ屋のために、平賀源内が「本日、土用の丑の日」と書いて、店頭に貼り紙を出したところ、大繁盛。それをほかのウナギ屋も真似ていったそうです。

 

夏バテ防止に最適!「ウナギ」のパワー

うなぎは、エネルギーの代謝に関係するビタミンB群が多く含まれているので、夏バテ防止にはぴったり。さらに、ビタミンAやE、Dなども含まれており、栄養価の高い食材なのです。

また、疲労回復効果や食欲増進の効果もあります。

つまり、夏にうなぎを食べるのは、とても理にかなっていることなのです。

 

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ウナギ以外におすすめの食材は

「ウナギ」以外でも「う」のつく食べ物は夏負けしないという言い伝えがあります。

うどんやキュウリなどのウリ科の青果、梅干し、牛肉(うし)などがその食材に当たります。

うどんは食欲のないときでもツルっと食べられ、消化にも良いメニューです。

キュウリは他のウリ科の野菜も同様、カリウムを豊富に含み、ナトリウムを排泄してくれます。また水分も多く含むので、脱水症状の予防にも。

梅干しは、クエン酸を豊富に含み、疲労回復に役立ちます。

そのままでも手軽に食べられ、うどんとの相性もばっちりです。

 

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「う」のつく食べ物を食べ、夏の暑さに負けない体づくりをしましょう。