界面活性剤
【界面活性剤】
引用:子育てアナリストが教える魔法の子育て法
化粧品や洗剤など日常生活で、頻繁に使用されているものの成分に「界面活性剤」という表記を目にしたことが、あると思います。
この「界面活性剤」の体に悪い影響を、気にしてる方が増えているようです。「界面活性剤」って、何なのでしょう?
界面活性剤とは?
「界面活性剤」とは、油と水を混ぜ合わせる働きを持つ物質のことで、私たちの体の中にも存在しているので、必ずしも悪いものではないです。
「界面活性剤」には、自然界に存在する「天然界面活性剤」と、石油などの原料で人工的に作られた「合成界面活性剤」の2種類があります。
保湿・洗浄・乳化・起泡などの作用があるので、多くの化粧品や日用品に使われています。
問題とされているのは、高い残留性・高い浸透性・高い毒性があることです。体に悪影響を及ぼし、下水処理でも分解・除去できず河川や海をも汚染する原因と
なっているからです。
「合成界面活性剤」には2,000〜3,000種類ほどあって、食品や薬・洗剤・化粧品などに多く使われています。
機能
界面活性剤には「浸透作用」「乳化作用」「分散作用」という3つの作用があって3つの作用が総合的に働いて、食器や衣類などの汚れを落とすのです。
食品や医薬品、化粧品には「乳化剤」と表記されて「乳化作用」として使われています。
例えば、酢と油で作られているドレッシングは、2層に分かれている状態を、使用する時に良く振って混ぜ合わせて使います。この混ぜることが「乳化」です。
でも、一時的に混ざっても、また元の2層に戻ります。
「界面活性剤」は、酢と油のように混じり合わない性質のものを混ざった状態に保つことが可能になります。
ドレッシングに卵黄を混ぜた「マヨネーズ」の界面活性剤の役割をしているのは卵黄に含まれているのが「レシチン」という成分です。
人間の体にある水に溶ける性質のものと油に溶ける性質のものが「レシチン」で界面活性剤としての働きをしています。
血管の中のコレステロールを溶けやすくしたり、細胞中の老廃物を血液中に溶かし込み血行をよくします。
天然の乳化剤「レシチン」は、界面活性剤の役割を果たしています。
化粧品の他に牛乳・マーガリン・バター・マヨネーズなどにも使われています。
界面活性剤は、優れた機能を持っていて、悪いものでは決してないのです。でも何から作られているかを見極めることが大切なのです。
人間の体内にある物質、またはそれに近い物質だと人間にとっては優しいのです。
危険な「合成界面活性剤」
皮脂膜で有害な物質から守るように人の皮膚は、出来ています。でも「界面活性剤」は、角質層や皮脂膜をくぐり抜け体内に侵入し、血液にも侵入して
血管を通って身体全体に広がっていきます。
- 食器に残った洗剤は、食物と一緒に体内に入る。
- 衣類に残った洗剤は、空気中の水分や汗に溶けて体内へ入る。
- お部屋にスプレーした消臭剤などは、口や鼻などを通り体内へ入る。
- タンパク質を壊す。
- 体内に吸収すると肝臓でも分解できない。
- 肝臓の細胞を破壊し肝臓障害、発ガンを引き起こす原因と言われている。
- 手や顔を洗った時にヌルヌル感が残り肌に残留しやすい性質。
- 海や河川に流れヘドロの原因や、魚のエラに詰まったりてして環境汚染の一因となる。
まとめ
「合成活性剤」が体に入ると、体の機能にいろいろと悪さをすることがわかりました。
台所洗剤や洗濯洗剤など、毎日使う物から少しずつ摂取していると思うと晩年に病気が発症するのも理解できますね。