ナチュラルハウス

History会社沿革

会社沿革

世界や日本の動向に、ナチュラルハウスがどのように向かい合ってきたのか、ナチュラルハウスの事業の歩み・沿革についてご紹介します。

創業期       「祈心創道」 1978~1982年
世界 ベトナム戦争(1960~75)  ・60年代後半ヒッピー「土へ還れ」運動 ・レイチェルカーソン「沈黙の春」 ・アースデー開催(1970.4.44)スタンフォード学生 ・ホールフーズマーケット・ミセスグーチなど都市部に小規模専門店開業 認証制度 ①米国 ・オーガニックの統一基準なし(民間認証の芽生え) ・72年国際有機農業運動連盟(IFOAM)結成 ・73年CCOF(カリフォルニア認定有機農家協会)設立
日本 公害問題 ・有吉佐和子「複合汚染」食の工業化に警笛 ・消費者運動「提携」開始
ナチュラルハウス ナチュラルマート創業(お菓子のコトブキ新規事業部) 78年自由が丘店 80年神戸店・下北沢店 81年青山店 ナチュラルハウス独立 (82年7月) ①商品:PB開発 青果:篤農家開拓 食品:年間300開発 エキス:米国型PBビタミン開発 コスメ:KOKOTINAシリーズ ②販売 1.直営(6店舗) 2.無店舗(FC・卸準備)
事業の解説 アメリカではレイチェルカーソン「沈黙の春」(1962年) 日本では有吉佐和子「複合汚染」(1974年)が出版され、食の工業化への警鐘が始まる。 アメリカでは、1973年に初めてオーガニック認証を模索する機関が誕生 日本では、主婦を中心とした消費者運動「提携」が始まる。 創業者が米国NYでオーガニックと出会う。自然食品という新規事業を展開。(1978年) 1982年独立  「自由が丘店」での決意を経て独立。「取引先への手紙」に「創業の精神」がしたためられている。 日本には未だ無添加商品がほとんどなかったから、PB開発を開始する。
成長期            「自然食品(無添加)」 1982~1991年
世界 ・米国:専門店成長 認証制度 ・米国:連邦・有機食品生産法(1990年) ・欧州:IFOME・民間認証団体の調整によるEC基準施行(1991年) ・欧州:IFOME・民間認証団体の調整によるEC基準施行(1991年)
日本 ・ダイオキシン騒動、アトピー・アレルギー増加:アレルギー対応の除去食品 ・肥満:ダイエット食品とうい考え方の一般化 認証制度 農水「有機農産物表示ガイドライン」(1992年)
ナチュラルハウス ①商品:安全(無添加)  ・青果:生産者連合開拓(デコポン・陽光)  ・食品:PB菓子100品開発  ・サプリメント:PBサプリメント低価格帯開発  ・コスメ:リニューアル(化粧品工場) ②販売  1.直営   ・路面店出店   ・専門店(コスメ専門店・ダイエット専門店・アレルギー専門店)   ・テナント店(百貨店出店)  2.無店舗   ・FC:出店   ・卸:量販店の無添加スナックコーナー展開   ・訪問販売:化粧品「ナチュラルレディチーム」
事業の解説 米国1990年・欧州1991年に認証施行 日本では1992年にガイドラインが始まる。 自由が丘店で、日本で初めて野菜を売るのではなく、「生産者」を売ることに挑戦 その他、無添加コスメの専門店・ダイエット専門店・アレルギー専門店なども実験展開。  ・青果:協働生産者開拓(佐藤さん・平井さん)  ・食品:顔の見える生産者「職人百選シリーズ」  ・サプリメント:PB(低価格帯開発)  ・コスメ:PB製造
成長期 「自然食品(顔の見える商品)」 1992~2000年
世界 ・米国:専門店成長
ナチュラルハウス ①商品:安心「顔の見える生産者」  ・青果:協働生産者開拓(佐藤さん・平井さん)  ・食品:顔の見える生産者「職人百選シリーズ」  ・サプリメント:PB(低価格帯開発)  ・コスメ:PB製造 ②販売  1.直営   ・テナント店(百貨店出店)   ・専門店(アレルギー専門店)  2.無店舗(FC・卸撤退)
経営危機 「アジア通貨危機」 1996年~2000年
世界 アジア通貨危機(1996) ・米国:HFMがM&Aを加速 ・欧州:ドイツ(ミュンヘン)ベーシック創業(1998年) ・「京都議定書」採択CO2排出量への国際取り組み
日本 バブル崩壊 銀行の貸し渋り 有機JAS(00年)・改正JAS法設立(01)
ナチュラルハウス ①商品  ベトナム農場事業撤退 ②販売  1.直営:不採算店閉店
事業の解説 グループ会社のベトナム進出に合わせ、ベトナムでの有機農場事業にも挑戦。しかし、アジアの通貨危機により、断念。 白川洋平入社
第二成長期 「オプティマルヘルス」 2001年~2006年
世界 高齢化社会・医療費問題への警鐘「マクガバンレポート」 ・米国:大手ORG流通巨大勢力誕生 ・98年 ドイツ(ミュンヘン)ベーシック創業 【法環境】 ・遺伝子組み換え食品(GMO)登場 ・民間認証団体創生・世界基準制定(IFOAM)
日本 健康ブーム健康ブーム 一般化「おもいっきりTV、発掘あるある大辞典」 ・メタボリック ・アンチエイジング OMRレポート
ナチュラルハウス ①商品:健康「オプティマルヘルス」  ・青果:農業法人と直接取引  ・食品:PBデザイン変更(HFMモデル)  ・エキス:リニューアル(ハーブ+サプリメント)  ・コスメ:リニューアル(OEM)  ・雑貨:導入 ②販売  1.直営(百貨店・駅ビル出店)  2.無店舗(ヨガ教室、ベビーサイン、書籍販売)
事業の解説 国民皆保険でない米国では、不健康寿命に注目が集まり、「マクガバンレポート」が話題を集める。その中でオーガニックに注目が集まる。 当社の「オプティマルヘルス」(体・心・社会の健康)を模索し、サプリメント・化粧品をリニューアル IFOAMが国際的なオーガニック認証を制定 「TO BUY OR NOT TO BUY ORGANIC」などの書籍で、リアルオーガニック(ORGANIC・LOCAL・SUSTAINABLE)を知る。
第二成長期 「国産オーガニック宣言」 2006年~2014年
世界 ①米国:   ・大手:オーガニック市場の成長→大手のオーガニック参入→中国オーガニック氾濫   ・新勢力:BEYOND ORGANICの始まり(CSA・ファーマーズマーケット) 1.小売   ・専門店:大手拡大(WFM他)&小型店凋落   ・一般:GMSオーガニックコーナー伸長   ・3.0:BEYOND ORGANICの始まり(CSA・ファーマーズマーケット) 2.EC   ・アマゾン拡大   ・CSA・ファーマーズマーケット(BEYOND ORGANIC) ①欧州:オーガニック専門店のNB同質化・価格訴求
日本 東日本大震災(2011年)※放射能が安全基準に
ナチュラルハウス ①商品:認証オーガニック(2.0)   ・青果:生産者に認証取得依頼   ・食品:協働生産者PB(国産オーガニック)   ・サプリ:協働生産者PB(国産オーガニック)   ・コスメ:エコサート取得(2006) ②販売:オーガニック専門店宣言(改装)   ・路面店:青山(2011)・神戸・下北沢改装   ・テナント店:改装(オーガニック化)
事業の解説 当社は生産者・取引先とともに頻繁に米国・欧州を視察し、協働生産者に有機認証の取得を依頼。 食品の有機認証PB化。日本には認証制度がないコスメについて、直接フランスを訪問し、認証取得にこぎつける。 青果~コスメまでグローバルスタンダートのオーガニック認証の取得にめどがついた2006年、「国産オーガニック専門店」を宣言
第二成長期 「オーガニック元年」                             2016年~2023年
世界 オーガニック市場の多様化 1.小売   ・専門店:大手オーガニックマーケットの多様化          (青果のSPROUT、BTのERIWHON)   ・一般:GMSオーガニックコーナー定着   ・3.0:CSA・ファーマーズマーケット 2.EC   ・アマゾンによるWFM買収(〇〇年)
日本 制度 USDAと有機JASの互換性協定(2014) 大手がオーガニック市場に参入「オーガニック元年」(2016年) パンデミック・SDG’S 人手不足・家賃高騰 【法環境】 ・遺伝子組換に関する表示基準の改定(2023) ・緑の食糧戦略助成金 ・SDG’S助成金
ナチュラルハウス ①商品:国産オーガニック(2.0)   ・青果:国産認証オーガニック生産者   ・食品:国産オーガニックPB   ・サプリ:国産オーガニックPB   ・コスメ:国産オーガニックPB(コスモス取得) ②販売(競争激化) ①商品(オーガニック3.0基準) ・青果:ローカル直接取引(地産地消・産地北上) ・食品:グラスフェッド・サステナブルシーフード・ビーガングルテンフリー ・エキス:メソッド(ヘルシー・ビューティー・ダイエット・ベビーマタニティ) ・コスメ:効果性・使用感 センター移転 ②販売(赤字店閉店)
事業の解説 2014年に米国と日本のオーガニック認証の互換性協定が締結され、2016年が、「日本のオーガニック元年」と呼ばれる。 そこから大手がオーガニック市場に進出。日本でもオーガニック認証が広がる。 ただし、「TO BUY OR NOT TO BUY ORGANIC」で問題視された「オーガニックの工業化」が始まる。 米国や欧州ではオーガニック認証は最低基準で、認証を超えた「リアルオーガニック」は当たり前。 商品面では、パンデミックの間に社長が全国を回り、 ①青果は、問屋ではなく直接取引のローカル生産者開拓 ②乳製品はグラスフェッド ③菓子やグローサリーは、工場生産ではなく、ハンドメイドの生産者 を開拓する。 販売では、これまでの「国産オーガニック専門店」を改め「SLOW LIFE」という新コンセプトを提唱。
第二創業期 「会員運営」 2024年~
日本 大手による ①商品(オーガニック認証商品2.0)オーガニックの工業化 ②リアル店舗(大手による大量出店) ③通販・EC・卸(大手先行者)
ナチュラルハウス ①商品(オーガニック3.0PB開発) ②販売    ・青山:立退(2024年3月) 1.店舗:プロ販売員(接客・顧客管理) 2.無店舗    ・EC:インフラ・販促稼働(1月15日)    ・通販:攻め営業稼働    ・卸:攻め営業稼働 3.コミュニティ(他社連携)    ・ベビー・アレルギー協会    ・メディカル(ダイエット・アルカライズ・ロンジビティ)    ・料理教室    ・アート・アーティスト(AVEX) ③管理:  1.経理:日次決算(システム化)  2.人事:新組織稼働(新基準採用・教育稼働)
事業の解説 2024年3月、メトロの再開発による立ち退きにより、創業の地、青山店閉店 2025年度より ①コアバリュー:会員運営力 ②周辺バリュー 1.PB商品開発力(オーガニック3.0基準にもとづく、「だれがどこでどうやってつくったのか」がわかる商品開発) 2.店舗販売力(ワークショップ・マルシェなど、モノではなくコトを販売する店舗への変革) 3.無店舗販売力(小売業ではなく、全国をターゲットに、EC・通販・卸)の展開 4.ありがとう経営(社風の活性化) 5.三位一体組織(スピード経営) に基づき、生き残りをかけた第二創業を開始。 経営理念を「一人一人の社員が」生産者とお客様をつなぐ、に変更し、 可能思考教育・ありがとう経営の再推進を再開。 弱者の戦略であるPERSONの育成を再稼働。

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