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【専門性】ポストハーベストフリー

2026/02/01

ポストハーベストとは何か

収穫(ハーベスト)された後(ポスト)に、収穫物である果物や穀物、野菜に散布する農薬のことです。日本国内では原則禁止されていますが、輸入する農作物には基準値を満たしたポストハーベスト農薬が使われています。 なぜ収穫された後にわざわざ農薬を使うのでしょうか?遠い外国へ時間をかけて運ばれる輸出農産物は、その運送時間が長くかかるほど、運搬中に発生する害虫やカビによって品質を悪くして商品価値を下げてしまう危険性を伴います。 また、万一カビが発生したものを口にした消費者が食中毒などを起こしたら大変な問題です。 それらを防ぐために使われるのがポストハーベスト農薬というわけです。

「でも、きちんと使用が認められた薬を使っているから大丈夫なのでは?」そう思う方も多いのではないでしょうか。厚生労働省やWHO(世界保健機関)などの国際機関では、一定の基準値以下であれば「安全」とされています。日本国内でそれらは農薬ではなく「食品添加物」として取り扱われています。

・輸入小麦粉:殺虫剤マラチオンやクロルピリホスメチルが、日本の基準超過量で検出された例 ・輸入レモン:日本で使用禁止の枯葉剤成分(2,4-D)が残留していた例 ・冷凍フライドポテト:収穫後の発芽抑制剤が、日本の残留基準を大幅に超えていた例 国産品では検出されない農薬が輸入品から検出されるケースがあり、消費者として見えないリスクを意識せざるを得ません。 ポストハーベスト農薬は、収穫後に直接散布されるため、皮をむいても洗っても完全には落ちないとされています。よって皮ごとレモンを使った料理などでは摂取リスクが高まる可能性があります。

・ポストハーベスト農薬は通常畑で使われる農薬の100〜数百倍濃い濃度で使われている。 ・農薬は表面に付着するだけではなく、皮の中にまで浸透する危険性があるといわれている。 ・使われる農薬の中には、発がん性や催奇形性が疑われる薬剤も存在する。 令和6年度データによると、日本の生産額ベース食料自給率は64%で、約4割以上の食品が輸入に依存している(※2)。そして輸入食品の過半数が農産物であり、長距離輸送を前提とした収穫後処理がなされた農産物が私たちの食卓に並んでいるわけで

ポストハーベストをどう見分けるか

ポストハーベストをどう見分けるか