【専門性】ビーガン(VEGAN)
2026/02/01
ヴィーガン(ビーガン)とは
ヴィーガンとは1944年にイギリスでヴィーガン協会が設立されたことで広まっていった考え方です。肉や魚、卵・乳製品・はちみつといった動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことをヴィーガンと呼びます。基本的な食事は、野菜や果物を中心とした生活を送っています。 海外では宗教上の理由や動物愛護の精神から始める人が多く、他にも健康や美容のためにライフスタイルに取り入れている人が沢山います。日本ではダイエットや美容の観点から入る人が多いです。近年では、世界的に動物愛護や環境負荷の観点から選ぶ人も増えてきています。
ヴィーガンが動物愛護や環境保護につながる理由
現在、問題になっている地球の温暖化。温暖化によって豪雨などの災害や自然破壊が増えていますが、ヴィーガンはこれらを防ぐことにつながると言われています。 【豚肉1kgでCO2を7.8キロ排出】 食生活に関わる温室効果ガスの排出量は、肉類の消費関連が最多だとされる。豚肉の場合、小売店で並んでいる骨などを取り除いた精肉1キロ当たりの排出量はCO2換算で約7.8キロとされる。これは、えさの生産や飼育、食肉処理などの過程の排出量を合算したものだ。その後、小売店で売られるまでに、さらに約3.3キロ排出されるという。 7.8キロの内訳では、えさのトウモロコシや小麦の生産・輸送が30%、ふん尿処理が50%を占めている。
引用元:東京新聞「バカにできない?肉の生産で出る温室効果ガス」
また、畜産業には大量の水が必要です。0.5kgの牛肉を作るために約1,7000〜19,550Lの水を必要とします。これは、同量の穀物を育てるために必要な量の約43倍以上に当たるのです。 このように、動物性食品を製造するためには多くの資源が使われていて、地球への大きいダメージの原因の1つと言われています。 このような理由から、畜産業による環境への悪影響を減少させるための試みとして、ヴィーガンを選ぶ人が増えているのです。
どのようにヴィーガンを見分けるか
肉や乳製品、卵が記載されていないからといって、安心できるとは限りません。動物由来の加工助剤や、ラベルには載らない隠れた成分が含まれていることもあります。たとえば、砂糖が骨炭で精製されていたり、ワインのろ過に魚の浮き袋から作られるアイシングラスが使われていたりするのです。こうした情報は、まずラベルに書かれていません。 「プラントベース」と書かれていても、必ずしも完全なヴィーガンとは限りません。中には少量の乳製品やはちみつが使われている商品もあります。たとえば、カゼインやホエイはどちらも牛乳由来ですが、プロテインバーや植物性クリームの中に入っていることがあります。はちみつはスナックやシリアルによく使われていて、「天然甘味料」とだけ表示されていることもあります。 ほかにも、着色料にコチニール(カーマイン)という成分がありますが、これは虫をすりつぶして作られています。油のラード(豚由来)は焼き菓子に使われることがありますし、光沢罪のシェラックも虫由来で、キャンディやフルーツにツヤを出すために使われます。 さらに、ステアリン酸、グリセリン、モノグリセリドやジグリセリドなども注意が必要です。これらは植物由来の場合もあれば動物由来の場合もあり、ラベルに明記されていない限り、その違いを見分けるのは難しいです。 民間のヴィーガン認証は選択の頼りになりますが、審査基準は認証団体により異なるため、自分自身がヴィーガン商品にどこまで求めるかによって、選ぶべき認証マークを見極める必要があるかもしれません。また最近では専用のアプリがあったりもしますが、商品そのものにあるアイコンや、店頭の掲示物などで確認をし、識別できればより楽しく買い物ができるかもしれないですね。