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Thanks Essayお世話になっている人からの「ありがとう。」

お世話になっている人からの「ありがとう。」

Y・M

幼少期から学生時代までを思い出すと、私は両親に甘え、わがままに生きてきました。母にべったりくっついて出かけたり、幼稚園に行きたくなくて大泣きしていた姿を、今でも鮮明に思い出すことができます。

部活動やいくつもの習い事に通わせてもらい、さらに送迎までしてくれた両親。しかし私は、家事の手伝いすらほとんどしていませんでした。両親がしてくれたことや、お世話になったことを挙げ始めると、きりがありません。

そんな私も社会人になり、ひとり暮らしをするようになりました。毎日家事をこなし、健やかに生活を送れる環境を整えることの大変さや凄さを身をもって知ったとき、改めて両親の偉大さを感じました。

そのおかげで、実家へ帰ったときには、なるべく家事をするようにしています。先日は姉と一緒に実家で昼食を作りました。家族が揃って食事をする機会は、年に数回ほどで、とても貴重な時間になってきています。

子どもの頃は、一日三回食事をすること、服が洗濯されていること、お風呂掃除がされていることを、当たり前のように思っていました。そして、感謝の気持ちを伝える「ありがとう。」の一言さえ、口にしていなかったことに、改めて気づかされました。

家事が終わった後に両親が伝えてくれる「ありがとう。」という言葉は、とても嬉しく、深く心に響きます。何十年もの間、家族のことを気にかけ、私に対してもあらゆる行動で愛情を与え続けてくれている両親から「ありがとう。」を伝えてもらえたとき、「ありがとう。」を伝え返したくなる瞬間です。

できる範囲で、これからも行動と言葉で、今までの感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。

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