ナチュラルハウス

To BUY or Not to BUY ORGANIC(青果・果物)

2026/06/06

[果物] ①ベリー  ベリーの多くは薄皮であり地面近くで育つことから、殺虫剤を吸収する。また、ベリーは真菌やカビに感染しやすいので、有機栽培でない農家は、長く生育させるために通常殺菌剤を使う。アメリカにおいて、ノンオーガニックの苺は最も化学的な作物のひとつであり、慣行栽培では、非常に有毒な殺虫剤であるメチルブロム剤が使用される。ブルーベリーの残留農薬の値は通常低い。 (提案) 苺とラズベリーはいつも有機栽培のものを。ベリー類は、多くの小さな子供たちにとって大好きな食べ物であり、一食で一箱食べられるので、子供たちのためにオーガニックのベリー類を選択する事は大切である。もし苺狩りに行くなら、採ったり食べたりする前に、殺虫剤をスプレーしていないかを尋ねるべきである。ブルーベリーとクロイチゴの残留農薬は少ない傾向にあり、ノンオーガニックの選択は良いことだ。旬の有機栽培ものを買い、冬場は凍らせておく。他のベリー類は広く試験されていない。 ②核果 昆虫が彼ら(桃や杏、ネクタリン、さくらんぼ)を楽しむので、人間も有機栽培でない生の桃、杏、ネクタリン、さくらんぼも生育期間中に数回農薬散布される。アメリカから出荷されるさくらんぼの残留農薬は、しばしば環境保護局の許容レベルと同等かそれ以上である。 (提案) 可能なときはいつでも有機栽培の核果を買う。慣行栽培の桃には、しばしば残留農薬が含まれているので、それらの桃は避ける。残留農薬は、生の桃よりも缶詰の桃の方が顕著に低い。この違いには3つの理由がある: 缶詰の桃は(a)皮がむかれており、(b)加工途中で何度か強く洗浄されおり、(c)缶詰にするものは生育状態が多様なので(=見た目が美しく無くてよいので)殺虫剤の量が少なくてよい。   もし私が、ファーマーズマーケットからノンオーガニックのさくらんぼや桃を買いたくなったら、それが化学的なものを最近いつ散布されたかをいつも尋ねている。(“実がなる前”、これは実が木に現れる前という意味であり、これがあなたの聞きたい答えである。)もし、何かしらの散布がここ1ヶ月で行われていたら、果物の見栄え、香り、手触りが魅力的か判断する。もしあなたがオーガニックのものを見つけられなくても、瓶詰めや缶詰のさくらんぼは選択可能である(缶詰の桃と同じ理由で残留農薬量は低いから)。ネクタリンは多種多様の殺虫剤を使用することから、高レベルの残留農薬がある。よって慣行栽培のネクタリンは避けるべきである。核果の中でも、プラムは最も残留農薬が少ない。 ③リンゴとなし 最も(放射能に)汚染された野菜と果物の中で、リンゴとなしは確実なものである。いく種かの昆虫や幼虫は果物に穴をあけ破壊するが、リンゴとなしはとても彼らの被害を受けやすい。これらの害虫と戦うために、この果物は生育中に数回殺虫剤を散布され、しばしば収穫後にも殺菌剤か石油スプレーでもう一度散布される。有機栽培農家は害虫に対抗するために、ねばねばの罠を使ったり、空気の通る袋を果物にかぶせて虫が入れなくしたり、コーンスターチでできたコーティング剤でリンゴに封をする。彼らはまた、手仕事で悪いリンゴを間引き、それらを処分する。洗って、芯を取って、皮を剥いた後でも、平均的な慣行栽培のリンゴには4~10種の殺虫剤の残留がみられる。それらの殺虫剤は、神経組織への障害や癌、ホルモン障害の原因になると知られているか、そう疑われている。その強い毒性のため環境保護局で禁止されている殺虫剤が、いまだにリンゴで見つかる。 (提案) 有機栽培か、できるだけ少ない量で薬品処理されたリンゴとなしを買う。有機栽培のリンゴ、リンゴジュース、リンゴソースは多くのスーパーで見つけられるし、特に子供のために推奨する。有機栽培のリンゴとなしは旬以外の時期には、アップルソースやジュース、なしやリンゴのバター、凍らせたり、缶詰に出来る。アップルジュースやアップルソースは、生のリンゴよりも残留農薬量が少ないが、まだ残留がある。 ④柑橘類 オレンジやグレープフルーツの皮は、自然界で昆虫をはねつけるし、オレンジオイルは虫除けスプレーに使われるので、オレンジや他の柑橘類の残留農薬は少ないとあなたは考えるだろう。ああ、悲しいがあなたは間違っている。意外にも、慣行栽培の柑橘果樹園からとったオレンジには、多種多様の殺虫剤や除草剤、防カビ剤の残留がある。柑橘類の木、特にオレンジの木は、おおくのカビの病気や線虫、ミバエ、その他の害虫にさらされており、生育期間中10回まで殺虫剤や防カビ剤をスプレーされる。オレンジやグレープフルーツジュースには、生のものより農薬残留が少ない。これはおそらく、ジュースにする過程で強力な洗浄を必要としていたり、使用する防カビ剤が少量ですむからである。 (提案) もしあなたが有機栽培でない柑橘類を選ぶなら、それらの殺虫剤や防カビ剤の残留はとても高いので、皮を食べる事は避ける。香味料として、焼いたり他の用途で皮を用いるときには、オーガニックの果物を選ぶのが最もよい。もしオーガニックの果物が無くて皮を使いたいときは、Peter Reinhart著のAmerican Pieより、少なくともいくらかの残留農薬を除去するために、果物を15分間お湯に浸す。タンジェリンとグレープフルーツは柑橘類の中で、もっとも残留量が少ない。 ⑤ベビーフードと子供のジュース 赤ちゃんの主食は、桃やリンゴ、なし、人参、緑莢インゲン、杏のように、高農薬残留でもありそうな食品である。成長段階にある赤ちゃんの体は農薬の影響をとても受けやすく、農薬の蓄積総量の影響もあるので、あなたの子供が食べるものに対して、十分に気を付ける事は大切である。 数分であなたは有機栽培の果物や野菜を切り、少量の水でとろ火で煮ることが出来る。それらが新鮮なうちにフォークでつぶし、フードプロセッサーでピューレにし、フードミルに入れ、赤ちゃんに与える。もし、赤ちゃんの1食分以上の量を作れたら、冷凍して別の食事用にとっておく。 有機栽培でないシリアル、特に米にはよく残留農薬が含まれているので避けるべきである。フードプロセッサーやコーヒー粉砕機は有機栽培の米やオート麦、豆、小麦を粉砕できる。赤ちゃんのシリアルをなめらかにするために、それをシリアルベースに入れ、水か牛乳でとろ火で煮る。 ベビーフードを作るためのレシピが載った多くの本がある。Ruth Yaron著のSuper Baby Foodは私が使っているもののうちの一つで、ベビーフードと幼児フード両方の簡単な作り方が載っている。 (提案) あなたの赤ちゃんが固形食を食べ始めたら、出来るだけ有機栽培の果物や野菜を選び、慣行栽培で殺虫剤、ホロモン、抗生物質が高レベルのものは避ける。もし、ベビーシッターがオーガニックミルクや食べ物を使っていなければ自分でそうし、あなたの赤ちゃんのお菓子は原産地からしかとるべきではないということを理解させる。大量生産のオーガニックベビーフードやジュース、シリアルは多くのスーパーで手に入るが、それらにはでんぷんや防腐剤が添加されているかもしれない。”100%オーガニック”ラベルを確認し、ラベルを読んで添加物が無く人口の着色料や香料も無いか確認する。 ⑥つる果物とメロン スイカやマスクメロンのようなメロンは、よく育つのに暑い気候と大量の水を必要とする。気候状態が最善のものより劣っていると、白カビや真菌によってつるがしおれる。正しい状態を与えたときには、厚い皮と大きなとげの多い葉が、問題の原因となる、多くの害虫やきゅうり甲虫、メロンアブラムシ、つる木食いムシ の妨害物となる。捕食性の昆虫は、しばしばメロンを共有する害虫に対して影響を与える。アメリカのメロンの大多数は、殺虫剤を多くスプレーされていない。なぜなら、つるが化学薬品に影響されやすく(季節の早期に除草剤が使われるけれど)、通常はいくらかの残留農薬を含むばかりである。 (提案) 旬に有機栽培でないメロンを食べる事は大丈夫だ。しかしながら、メキシコから輸入されたメロン、特にメキシカンマスクメロン(通常冬季に売られている)は、しばしば試験結果が陽性であり避けるべきである。 ⑦ブドウとレーズン アメリカのテーブルブドウの残留農薬は通常少ない。しかしながら、輸入ブドウの殺虫剤残留はとても多く、毒性のある防カビ剤メチルブロマイドも高い。通常冬季に入手できる輸入ブドウは避けるべきである、特に子供には。 (提案) 最もよい方策は、可能なときには有機栽培ものを買い、5月から9月下旬までは輸入もので無い慣行栽培のものを買う。これらは、子供にとって大好きなお菓子だから、もしあなたがオーガニックレーズンを見つけられなければ、国産のものを買う。輸入レーズンが60%の農薬残留量だったのに対して、国産は30%だった。 ⑧トロピカルフルーツ バナナやパイナップル、アボカド、マンゴー、パパイヤのようなトロピカルフルーツは、残留農薬量がもっとも少ないノンオーガニック果物として不変である。トゲバンレイシやsapote(アカテツ科の木)のような特別なトロピカル作物もまた、残留農薬量がとても少ない。 トロピカルフルーツの低い残留量には2つの主たる理由がある。1つは、環境保護局によって、トロピカルフルーツの需要が少ないと考えられ、その結果、いくつかの殺虫剤や他の化学薬品がこれら作物について登録された。言い換えれば、トロピカルフルーツに使うための殺虫剤リストを環境保護局にロビイイングする動機を与えるのに十分な経済的戻りが化学産業界には無かった。そして、もしこれらの作物をアメリカ以外で作るなら、殺虫剤は予防措置として用いるにはとても高価なので、殺虫剤は少量しか使用されない。 (提案) 有機栽培でないトロピカルフルーツを買うのはOKだ。フェアトレードのバナナはよい選択だ。フェアトレードステッカーは第三世界の農家を意味し、彼らは生活費を稼ぐためや、地域共同体がきれいな水や健康のような社会的利益を得るためにバナナを育てる。 [野菜] ①葉菜 ほとんどの葉菜は、いく種かの、葉を食べる虫やなめくじ、カタツムリ、他の昆虫を惹きつける。しわがよっている葉は、虫たちに食べ物を与えるだけでなく、すばらしい隠れ場所もつくる。ほとんどの買い物客は、彼らが食べたための穴がある葉菜をほしいとは思わない。その結果、ほとんどすべての葉菜-特にタマチシャや葉レタス、ほうれんそう、からし-は、その短い生育期間に少なくとも1回殺虫剤をスプレーされる。通常殺虫剤には、レタスの場合、有機リン酸肥料であるDiazinonやendosulfanが使われる。レタスやほうれん草、スイスモスリンフダンソウは生育中、汚泥をスプレーされた土壌の有毒重金属を吸収する。食品医薬品局でテストされたノンオーガニックほうれんそうの過半数には、DDTやpermethrin、他の高毒性農薬の残留があった。発がん性があると思われるchlorothalonilを含む、いくつかの有機リン酸肥料がほうれん草には使われている。 ケールとコラードには、最大許容量を超過する農薬残留がよく見つかる。 (提案) 可能なときは有機栽培の葉菜を選ぶ。パック詰めのオーガニックサラダや若ほうれんそうは、多くの店で1年中手に入れられる。あなたが読んだだろう間違った報告にも関わらず、2006年のほうれんそうE.coliの脅威はオーガニック作物とつなげて考えられていない。4つの家畜飼育場に地続きの、カリ フォルニアのSalinasバレーのノンオーガニックのほうれんそう畑で、E.coliは急激に増加した。もしあなたがE.coliについて考えるなら、慣行栽培の青物野菜よりもオーガニックの青サラダのほうが安全である。食品医薬品局の国際的なオーガニック基準は、有機栽培農家に、E,coliのような有害なバクテリアを殺すために、少なくとも160度で肥料を施すよう要求している。そして、植える前に4ヶ月間、肥料を施すことが出来る。一方で慣行農家は、農耕地に有機肥料を使うことを規制されておらず、肥料をまく前に有害なバクテリアを殺すことも要求されていない。慣行農場が、肥料としての汚泥をスプレーするのもまた合法的である。もちろんこの慣習は、有機栽培農場で禁止されている。他の青野菜もまたオーガニックを旬に買うのがもっともよい。 ②根菜 イモや人参、大根、サツマイモはすべて土壌の表層で育つ。殺虫剤は現在禁止されているが残留しており、これらの野菜はすべて、薄い皮や高い水分含有量のため土壌中の化学薬品を吸収する傾向がある。人参は土壌から化学薬品をすぐに吸収することが知られており、土壌から重金属を除去するために人参はときに使い捨て作物として植えられる。植えられた人参は、土壌から有毒な重金属か有毒な塩素化炭化水素を汚泥とともに蓄積する。多くの害虫は捕食性昆虫とうまくやっているため、特にサツマイモは地下で育つ他の野菜よりも残留農薬が少ない。その結果、多他種の昆虫を殺す幅広いスペクトル殺虫剤や殺虫剤は、サツマイモにはほとんど使われない。サツマイモについては、種植えや輪作前に行う、農耕のような作業が、害虫を減らすのに有効であることが知られている。 イモは、真菌や他の病気、害虫を殺すために蒸された土壌で生育する。生育サイクル中、多種多様の高毒性殺虫剤や防カビ剤、除草剤がスプレーされる。大根の生育期間はとても短く、通常30日以下であり、収穫期前に多くの病気や昆虫が地盤を手に入れる十分な時間は無い。大根は、苺のパッチで害虫を防ぐことを共生植物に提案する。大きさが小さい時に弱い除草剤をしばしばスプレーされる慣行栽培のビートが育成する土地でだけれども、食用ビートの殺虫剤の量は多くない(テンサイとは対照的に)。 (提案) イモとにんじんは有機栽培ものだけを買う。特に子供のために。ポテトと人参は、ここ3年間有機栽培をしている農家(有機栽培者と公認されている)のものか確かめてください。残留農薬をあまり含有していなさそうなノンオーガニックのサツマイモとビートは許容できる選択だ。有機栽培の大根は最も良いが、有機栽培でない大根も良い選択であり、残留量は少ない。 ③たまねぎとにんにく たまねぎには昆虫の侵入に対して二重の防御がある。高密度の薄い皮と刺激的で鋭い味で多くの虫の球根への攻撃を防御する。ハエの幼虫とタマネギアザミウマは顕著な例外であり、これらの害虫は輪作や自然の捕食者によってよく管理されている。アザミウマは葉の間か落葉の中におり、そのすべてを殺虫剤で殺すことは難しい。にんにくの防除は吸血鬼だけでなく多くの昆虫にも効く。アリシン混合の強力な抗真菌薬は、にんにくクローブが破壊または切られたときに放出される。にんにくを攻撃する害虫は、この自然の殺虫剤を放出する原因になるようで、害虫をレタスやキャベツのような間作物から妨げる。 エシャロットとニラネギは、水と太陽光をめぐって雑草と競争するため、生育サイクルの早期に何度か除草剤をスプレーされる。ニラネギにはいく種かの害虫がおり、除草剤はあまりスプレーしない。エシャロットは、収穫期を早めるために肥料をまかれるが、害虫は殺虫剤無しで容易に管理できる。 (提案) 少し、たまに、除草剤がこれら作物に使用される。通常たまねぎとにんにくから残留農薬は発見されない。有機栽培でないたまねぎとにんにくは良い選択だ。有機栽培のエシャロットはスーパーやファーマーズマーケットでよく手に入るので、もし見つけたら慣行栽培のものよりわずかによいものである。ニラネギは有機栽培でないものも許容範囲内だ。 ④アブラナ科の野菜 芽キャベツやカリフラワー、キャベツ、ブロッコリーには残留農薬が収穫後通常、わずかかもしくはまったくない。厚い茎や強い外の葉をもつ耐寒性の野菜は、いくつかの自然な管理が出来る。それらはすべて、アブラムシやヨトウムシ、コナガに弱い(特にキャベツ)。コナガ、ほとんどの一般的な害虫は、ほとんどすべての農薬に対して農薬抵抗があるので、幅広いスペクトル殺虫剤はこれらの作物には広く使用されない。約40年これらの蛾は殺虫剤をかけ続けられたが、蛾が抵抗力をつけ始め、殺虫剤はもはや働かない。結果的にやさしい殺虫剤のみが現在スプレーされており、栽培者は、Bacillus thuringiensisやBtのような自然の土壌バクテリアに頼ったり、蛾に攻撃されやすいからしのような間作物を植えるような、有機栽培農家たちが開拓した生物的排除に頼らなければならない。 (提案)  低残留農薬の有機栽培でないアブラナ科の野菜を選ぶのは良いことだ。キャベツは外の葉を取って捨ててください。 ⑤緑莢インゲンと乾燥豆 緑莢インゲンはしばしば、環境保護局の残留農薬を含む食品リストのトップ近くで見つかる。家庭菜園で育てるのは難しく無いけれども、栽培された豆はマメハムシやヒメヨコバイ、ヨロッパアワノメイガを惹きつける。なぜなら、これらの害虫は2世代かそれ以上で豆植物に攻撃し(卵が孵るとき、卵を産む成虫として、幼虫として)、いくつかの防除的な農薬の使用は、従来の豆収穫に適用される。疾病と灰色型を管理するためのmildecidesのような除草剤もまた一般に使用される。豆が収穫されるときに、これら化学薬品の総量は膨大な化学薬品量になる。食品医薬品局の殺虫剤モニタリングプログラムには、乾燥豆に関して少ししか情報はなく、乾燥豆は政府の試験リストにはのっていない。殺虫剤と除草剤は、乾燥前の生育中に使用され、梱包前の倉庫にある間にいくつかの乾燥豆は蒸される。 (提案) 緑莢インゲンは、殺虫剤や除草剤を使用していないか分からなければ、有機栽培ものが最も良い選択である。包装された乾燥豆に殺虫剤や除草剤の残留があるかどうかは、どんな方法でも分からない。 ⑥トマト “お金で買えないものが2つだけある”ソングライターのGuy Clarkは言った。“それは、真実の愛と自家製のトマトだ”。ジューシーで熟された最高のトマトがあなたの庭から採れるのが望ましい。トマトは暑い、湿った気候でよく育ち、害虫と病気の数の多さに悩まされる。コロラドジャガイモハムシやアザミウマ、ゾウムシ、アブラムシ、コナジラミを含む多種の害虫がトマトに攻撃し、果実を落としたり命を吸い取ったりする。虫と戦うために、トマトは異なるいくつかの殺虫剤をスプレーされる。化学肥料はトマトのサイズを大きくするが、風味には何もしない。 (提案)  トマトは何度も殺虫剤をかけられるけれど、試験サンプルの大多数は低残留である。自分で育てられないなら、旬に地元のトマトを選ぶ。有機栽培のトマトは、癌と戦うカロチノイドリコピンを、トマトを赤くする化学的なそれに比べて5倍以上含有する。リコピンは、前立腺癌だけでなく、乳癌、すい臓癌、大腸癌にも防御的影響がある。店では、リコピンの高価を得るために、リコピンを多く 含む有機栽培トマトのケチャップや缶詰を選ぶ。 ⑦きゅうり キュウリは多くの成長必要条件と害虫問題をトマトと共有するけれども、ストライプのキュウリカブトムシはキュウリにとって重要な害虫だ。彼らの敏感なつるが、多くの殺虫剤によって弱るので、ほんの少しの殺虫剤だけは植物を枯らすことなくカブトムシを除くことができる。残念なことに、マラチオン(食物で使用のために承認される最も有毒な農薬のうちの1つ)はこれらのカブトムシを根絶するために一般的に用いられる。マラチオンは、欠陥、ガン、染色体およびホルモン損害、脳と腎臓損害、小児期白血病に影響を与える事で知られる毒である。他の有機リン化合物農薬は、キュウリ収穫にも用いられる。 (提案) 有機栽培で無いきゅうりは残留農薬が多いと考えられるので、常に避けるべきである。 ⑧冬カボチャ(カボチャを含む) カボチャと冬カボチャはふさわしい生育環境下にあれば少しの殺虫剤だけでよく、それはメロンに似ている。もし湿気が多いと白カビによって病気になる。収穫されたカボチャはしばしば、白カビから守るためや水分保持、輝かせるために、“食用の”ワックスでコーティングされている。 (提案) 食用には、ワックス掛けされていない有機栽培のカボチャがよい:装飾用やカボチャのちょうちん(ハロウィンで使用されるものと考えられる)には有機栽培で無いもので良い。もし有機栽培でないカボチャを買うなら、皮は避けるべきだ。

オーガニックは、本当に「持続可能」なのか

本章では、急成長するオーガニック市場の裏側で、「認証オーガニック」と「本当に持続可能な農業」が必ずしも一致していない現実が描かれています。 かつてオーガニックは、小規模農家や地域コミュニティを中心に、“土・環境・人”を守る思想として広がりました。 しかし現在では、大企業の参入によって、大量生産・大量流通を前提とした「オーガニックビジネス」が急速に拡大しています。 著者は、巨大酪農施設で育てられた牛であっても、一定の条件を満たせば「認証オーガニック」として販売できる現状を紹介し、“認証基準を満たすこと”と、“本来の持続可能な農業”との間に、大きな隔たりがあると問題提起します。 また、「認証ラベル」は最低基準を示すものであり、本当の安心や信頼は、生産者との関係性や、実際の農場の姿を知ることから生まれるのではないか、と著者は語ります。 本章では、ニューヨークの食品共同組合「Park Slope Food Co-op」の取り組みも紹介されています。 彼らは、生産地や農家情報を積極的に開示し、可能な限り地域の生産者から仕入れることで、“顔の見える食”を大切にしています。 一方で、大量消費社会の中では、オーガニックであっても世界中から食料を輸送する構造が生まれています。 中国産ニンニクの事例を通じて著者は、「安価な大量供給」と、「地域性・鮮度・信頼」のどちらを選ぶのかを問いかけています。 さらに著者は、食べものを選ぶことは単なる買い物ではなく、「どんな農業を支持するのか」という意思表示でもあると述べています。 本章を通じて語られているのは、“安さ”や“認証マーク”だけでは測れない価値についてです。 誰が、どこで、どのように育てたのか。 地域や環境、未来につながる食の選択こそが、本当の意味での「持続可能性」なのではないかと、著者は静かに問いかけています。